先日、日本テレビの「ヒルナンデス」という番組でも、「愛され女子の心理学講座」を担当しました。恋人やパートナーとは良いコミュニケーションをとりたいものですが、男女差や状況により、よかれと思ってした行動が裏目に出てしまうことがあります。
今日は、知っておきたい男女差をもとにしたコミュニケーション術、3パターンをご紹介します。
【参照サイト・画像・動画へのアクセスはこちら】
1. プロセスではなく結果にフォーカスする!
男性は女性よりも、結果にこだわりがちです。
例えば、彼が誘ったお店が定休日だったり、くれたプレゼントが失敗だったりすると、「つれてきてくれただけでも嬉しい」とか「選んでくれただけでも嬉しい」など、プロセスを褒めてもあまり心に響きません。
そこはやはり、「素敵なお店を知ってるんだね、すごい!」など、何らかの結果にフォーカスするようにしてみてください。落ち込むのを防ぎ、ポジティブな状態を維持できます。
2. 頼み事は気分の上がる一言を添えて!
女性は、普段からちょっとしたことを褒め合ったりしていますが、男性はそのような習慣がないので、気分が上がるような言葉を真に受けやすく、多少嘘っぽいなと思っていても、喜んでしまうという傾向があります。
頼みごとがあるときなどは、「今の髪型、かっこいいね」とか「今日、なんかすごくかっこいい」など、気分が上がるような言葉を伝えてから、頼んでみてください。要件だけ伝えるよりも、ずっと気分よく承諾してくれます。
3. 口論になりそうになったら、まずはすんなり肯定!
男性は、女性よりも攻撃的です。口論になると、言い返せば言い返すほど、どんどんこじれていきます。ほんの些細なことがきっかけであったのに、大喧嘩に発展してしまうこともあります。
相手に譲歩してほしいと思ったら、「確かにそうだね」と、一度相手の意見をすんなりと肯定してみてください。すると相手の攻撃性がフェードアウト。「自分も悪かったかも」と考えはじめてくれることもあります。
この効果は、心理学者エクマンが確認したので、心理学では、「エクマン賛成の魔力」と呼ばれています。
慰めたり、励ましたり、頼みごとをしたり...。恋人やパートナーとは様々なコミュニケーションを無数にやりとりします。同じ意図を伝えるのであれば、男女差なども考えて、相手が気分よく受け取れる言い方をしてみてください。良い関係が無理なく続くと思います。
holding hands image via Shutterstock