毎週金曜日22時すぎ、ひっそりと開店する、ここスナック「シュガー」。
人生勉強を兼ねて、「シュガー」で新人ホステスとしてアルバイトを始めた私、山根麻弥。不倫に二股三股、枕営業...欲望渦巻く酒場で見た、男と女のアレコレをみなさんにもお伝えしちゃいます!
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☆数年越しの不倫カップルが来店
数年前に「シュガー」に在籍していて、当時は結構人気があったというMちゃん。先日、お客さんとしてご来店しました。一緒にいたのは「シュガー」の常連さんの男性ふたり、そしてMちゃんの不倫相手の男性。
この不倫相手の男性がなかなかクセモノで、Mちゃんが「シュガー」を辞めたのもその男性との交際がきっかけだったんだとか...。私はMちゃんにもその男性にも初めて会ったんですが、これがまた、やりにくい!!
☆鬼のような形相で着席
というのも、最初は3人だけで飲んでいた男性陣。そこへ不倫相手の男性にMちゃんからメールがあり、無視していると常連さんのほうの男性に着信が。
恐る恐る出るやいなや「みんなで『シュガー』に行ってるんでしょ!?」という怒号に近い声。そのシャウト、受話器越しに私にも聞こえてきましたよ。数分後、髪をふり乱したMちゃんが『シュガー』に到着。
男性陣たちは「遅いよ~、待ってたんだから。なんで最初から来なかったの?」なんてごまかしていましたが、みんな顔が引きつってる...。そしてMちゃんも薄々それに気づいてるっぽい...。
☆一番の当事者なのに懲りない男
そんな微妙な空気のなか、ひとりだけ開き直っていたのが不倫相手の男性。Mちゃんがお手洗いに立った隙に私に「彼氏いないの? 俺じゃダメ??」とか「番号教えてよ。LINEやってる?」とか...。
「思い詰めた女は重いんだよ」なんてぬかしていましたが、そうさせたのはオマエだろ! と一同心によぎったに違いありません(笑)。不倫って本当にいろんなケースがあると思うんですけど、チャラ男の場合は都合が悪くなったら次の女、そういうふうにいつまで経っても同じことを繰り返すのかな~と思いました。
ホステスって軽く見られがちだけど、あくまでそれは仕事であって、みんな中身は乙女。その不倫相手はヘタに若くてルックスがいいだけに、さらなる被害者(?)が出ないことを祈るばかりです。
photo by Thinkstock/Getty Images