恋愛で失敗した経験がない人なんていないですよね。彼とちょっとしたことで喧嘩になったり、失恋したり...。でもそうやって経験を重ねることによって人は成長するものです。失敗を反省して「次に同じようなことがあっても絶対に喧嘩しない!」と心に誓うでしょう。
ですが、『スタンフォードの自分を変える教室』(大和書房)のなかで、衝撃的な事実が明らかになっていました。それは、"人は一度失敗すると罪悪感や自己批判をして、恥の意識に苛まれることで失敗をくり返してしまう"というものです。
どうにかしてそんなピンチを潜り抜けたいですよね! 今回は、失敗を作り出す負のスパイラルに入り込まないための方法を3つご紹介します。
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1. 失敗したときの気持ちを思い出す
「その失敗を思い出しながら、どんな気持ちがするか言葉にしてみましょう」
だれでも失敗すると、忘れたり逃げたりしたくなります。でも、一度ゆっくり落ち着いて考える時間を取らないと、と同じ失敗をくり返してしまいます。悲しい思いをくり返さないように、自分の失敗と自分の悪かったところを見つめる時間が大事なんですね!
2. 尊敬している人のことを考える
「あなたが好きな人や尊敬する人で、同じように苦しんだり苦しんだり失敗したりした経験のある人はいないでしょうか? そんなふうに考えてみれば、自分を批判して自信をなくすようなことが減るかもしれません」
書家で詩人でもある相田みつをさんの「人間だもの」という言葉は有名ですよね。あなたが尊敬している人も、失敗したことがないでしょうか? そんな問いかけをしてみると、自分の失敗が少し許せる気がします。
失恋したときには「もう誰も好きにならない!」と思っていても、いつの間にか次の恋に目覚めた経験はありませんか?
3. 自分を友だちだと思って自分に話しかける
「友だちが失敗にめげずに目標に向かって進んでいけるように、あなたならどうやって励ましますか?」
自分に対して客観的になるのは難しいです。相手がいないと難しいなら、ぬいぐるみ作戦もいいかも。好きなぬいぐるみを自分だと思って励ましてみれば、気分も晴れますよ。
失敗をしたら、誰だって落ち込み、また失敗したいなんて思うはずないですよね。人間って本当に複雑な感情を持っていますよね。思い返してみると、私自身失敗したときには、酷い罪悪感を感じて自己否定をしていました。それが次の失敗を生むなんて思いもよらなかったです。
この本は全世界15か国で刊行されたとても有名な本です。"良いことをすると悪いことをしたくなる"、"ほとんどのストレス解消法は意味がない"など、実際の実験結果をもとにわかりやすく書かれているので、「そんな馬鹿な」と思いながら現実を見ることができますよ。
彼と仲よくしたいのにちょっと意地悪をいいたくなるのも、脳の反応として説明してあります。行動の裏にある本当の理由を知って、失敗をくり返さないようにできるといいですね。
photo by Thinkstock/Getty Images
(女子BOOKウォッチャー/日向みるく)
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