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かおる先生が答える「喧嘩」。結論がすべてと思わないで!

2012/08/21 16:06 投稿

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女子力アップの最強エクササイズ『ちつ☆トレ』(マガジンハウス)で、現代女性に斬新な提案をし話題となった荻原かおる先生。 1万人以上の女性の悩みを聞いてきた荻原先生が、マイスピQ&Aのお悩みにお答えします。 ■別居でも 相談者: やふあゆさん 夫と別居しています。離婚希望ですが、別居すると優しくなる夫に引き止められて半年です。このまま別居でいるわけにはいかないですが、また同居すれば同じことの繰り返しかと。迷ってます。 全文を読む ・結論を焦らず時間をかけること やふあゆさん、荻原かおるです。相談の内容だけでは分からない部分もありますが、離れると優しくなる夫に引き止められ悩んでいるんですね。 今すぐに決めなくても良いかと思います。別居が許される間に、とにかくコミュニケーションに時間を使ってください。私の父と母は15年以上別居して寄りを戻し、今とてもラブラブです。私の父母から学んだことは、時間が経つと「夫婦が上手くいかなかった原因」というのが見えてくるものですよね。そしてお互いの気持ちが理解できると、自然に夫婦の持っている根本的な問題は解決に向かっていきます。  

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・話し合いの過程を大切に 別居をしている間、一番大切なのは今後どうするか? という話し合いよりも、お互いがどう感じているか? どういう気持ちなのかをしっかり話し合うことですね。夫婦の課題というのはコミュニケーション不足や相手のことへの誤解、気持ちの掛け違いということがほとんどです。優しくなる夫に引き止められ半年経つというのは、やふあゆさんも少しは気持ちが残っているのかなと思います。 問題を100%解決しようとしないことも大切だと思います。問題は時間をかけて、ゆっくりとゆっくりと改善される場合が多いからです。別居されている間に、最初に出会った頃のようにふたりの時間を取り、お互いの日々のことから会話をはじめ、ふたりの気持ちを分かち合ってください。 また多くの教会がマリッジコースというカウンセリングや、夫婦が上手くいく方法などの講義をしています。教会に属するか否かは別として、そういう場所に参加されるというのも良いかもしれません。焦らずゆっくり別居という時間を使いながら、充分話し合うことをされてみてくださいね。 ・別れを招く会話のパターン 別れを招く会話のパターンとはどういう道筋なのでしょうか? 以前、「NHKスペシャル男と女」という3夜連続の特集がやっていました。その中で興味深かったのが、離婚を招く会話のパターンです。別れを招く会話のパターンはいつも「批判」から始まるそうです。具体的な会話で見ていきましょう。 「ごみ出すのを忘れたでしょ? なんであなたはいつもそうなの? 忘れるなら、前の夜に紙に書いておくべきじゃない。おかしいんじゃないの?」 教会が行ってるマリッジコースの中では、「会話をする時に使ってはいけない言葉」というのが教えであるそうです。それが、上記の会話にはすべて入っています。 *いつもあなたは~(批判) *~するべき(強要) *~なんじゃないの?(決めつけ) 会話が批判から始まると相手は防戦をし、そして、お互いが見下しのプロセスをたどり口論がエスカレートし上手くいきません。批判は罪悪感を触発し、怒りを引き出してしまいます。ただし、会話が文句から始まる場合は、上手くいく場合も多いそうです。 「ごみ出し忘れたでしょ。私はそのことで怒ってるのよ」という風に文句で始まった場合は、喧嘩にはなりますが口論がエスカレートするようなことは少なくなります。そして、そこから和解に至る場合は「ユーモア」が必要なのだそうです。怒った場合に「批判」から入るパターンの方は、シンプルに「文句」に変えていきましょう。そして今日は「ユーモアの力」を学びましょう。 ・夫婦の形を考えるのにおすすめの本 『愛する二人別れる二人―結婚生活を成功させる七つの原則』(第三文明社) photo by Thinkstock/Getty Images [マイスピQ&A] (荻原かおる)

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