じっと手を見る。ベランダで「コーヒー&シガレッツ」のひとときを楽しむ時、ふと石川啄木の一編の詩のように、私はじっと手を見る。
毎日見ていると、あきらかに去年と違う手相になっていることに気づく。そういえば、手相って変わるって聞いたことあるな...。
そこで思い出した。雪崩がおきそうな本棚から慎重に取り出したこの一冊。『手相を描けば、幸せになれる!』(川邊研次著)。本職は歯医者で、また手相デザイナーでもある異色の著者。彼は過去の膨大なサンプルをもとに「手のひらに線を描くだけで、なりたい自分になれる」という持論を展開している。
ページを捲ると「今の仕事で成功したい」「30歳までに結婚したい」という願望ごとに、描く線を紹介してある。なかには「浮気をしたい」というのまで...。そこまでして浮気したいのかと次頁をめくると今度は「浮気を隠したい」の項目が。人生をデザインするのも大変である。
線を描くのはゴールドのペンがいいとのこと。早速「ギャンブルで勝ちたい」の線を手のひらに描き、パチンコ屋にいった。すると...なんとその日は10万円も勝ってしまった!
手相デザイン、結構あなどれない...。
書籍・DVD[かわべ歯科]
(福島はるみ)
手相を描けば幸せになれる! 単行本川邉 研次 (著)
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