毎週金曜日22時すぎ、ひっそりと開店する、ここスナック「シュガー」。
人生勉強を兼ねて、「シュガー」で新人ホステスとしてアルバイトを始めた私。不倫に二股三股、枕営業...欲望渦巻く酒場で見た、男と女のアレコレをみなさんにもお伝えしちゃいます!
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☆スナックの売り上げは女の子のドリンクで決まる!
個人の成績がモノを言うキャバクラと違って、スナックは女の子同士が団結して売り上げを上げていくところ。その売り上げはお客さんの飲みもの、そして女の子がお客さんにいただくドリンクで計上されます。
ペースを考えながら自分のドリンクを空けるのはもちろん、何人かで席につくときは、みんなで気を配り合って、席を立ちやすい場所に座っている子が、グラスが空いている子のぶんも持ってくるのですが...。
☆気に入られたいから「おかわり」は人任せ
「シュガー」では女の子のドリンクは1杯800円。やっぱり大多数のお客さんのホンネとしては、女の子にはゆっくり飲んでほしいもの。そこの絶妙な駆け引きを、お客さんと女の子(というよりシュガー)は毎回しているわけです。
よっておかわりのおねだりも、ついているお客さんに気に入られている女の子を中心に、みんなで空気を読みながら声を掛け合うのですが、なかにはお客さんに自分が気に入られたいばかりに、絶対に自分から言い出さない女の子もいて...。
☆おねだりが多いとがめつい女だと思われる?
そんなときは、仕方ないのでほかの女の子が、毎回自分のドリンクを飲みきるたびにその女の子のぶんもいただいてきます。でも内心は「いっつも私が言い出しておかわりしてたら、私がすごくがめつい女だと思われちゃうじゃない」! と思っているはず。
ドリンクのおねだりをしない子と一緒に席につくと、相対的に自分の評価が下がるような気がするんです。それが女の子ふたりの席だったら、もう、ね...。
☆男は打算的な女を見抜いている!?
でも、お客さんもバカじゃない! 後日、ドリンクのおかわりをいただいてる子のことを「ちゃんと仕事しててエライよね。もうひとりの子は何もしてなかったよね」と。
結局、その子の「おねだりをしないことで気に入られたい作戦」は失敗に終わったよう。そしてそういう子は、外でイケメンが集う飲み会があっても絶対に女の子から誘われません。
なんだかんだで「シュガー」でも、チヤホヤされたい子、あざとい子より、汚れ役、憎まれ役(!?)を甘んじて引き受けられる女の子のほうが人気があるんですよ!
photo by Thinkstock/Getty Images
(新人ホステス/山根麻弥)