以前の記事でお伝えした今年の「天体スケジュール」。
そのなかでも注目度の高いパンスターズ彗星がそろそろ見られるようです。
パンスターズ彗星とはちょっと聞き慣れない名前ですが、それもそのはず、初めて観測されたのが2011年とつい最近のこと。
太陽系の果てからやってきたのではないかと考えられており、現時点では今年の3月10日に近日点(太陽に最も近くなる点)を通過した後は、もう回帰しないと考えられているといいます。この壮大な宇宙の長い長い歴史の中での一期一会。その喜びを感じさせてくれる、とってもロマンティックな彗星なんですね~♪
国立天文台のwebサイトによると
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日本でパンスターズ彗星が観察しやすくなるのは近日点通過以降となる見込みだとか。
では、いつどこをチェックすればいいの? 観測のポイントをまとめてみました!
▼3月10日以降
日の入り後の西の空▼3月下旬~4月上旬
日の入り後の西の空、日の出前の東の空(1日に2回観測チャンスが!)
※低空でしか見ることができないため、視界を遮る建物などがない、低いところまで空が開けた場所を探しておくことが重要!
すでに南半球ではその見事な姿を現しているというパンスターズ彗星。
どのくらい明るく見えるかはまだ不確定なようですが、太陽が沈んだ西の空を見つめ、宇宙との繋がりに思いを馳せてみるのもオツなものですよね☆彡
(トレンドウォッチャー/小坂井良子)