あんな風に自分でブローできない私は、うらやましく思っていました。とくにパーティでは、ストレートの黒髪そのままの私は肩身が狭い...。
今回、サンフランシスコのヘアスタイリストにヘアカットをお願いしたところ、アメリカと日本の女子のヘアスタイル論にまで発展。
サンフランシスコ女子があれだけブローにこだわる理由がわかったのです。
黒い、多い、硬い...。日本人の髪って切りにくい!Avedaさん(@aveda)がシェアした投稿 - 2017 8月 1 10:04午前 PDT
私の髪は、日本人特有の、黒い、多い、硬い。アメリカのヘアスタイリストにとっては、必ず悪戦苦闘する髪質です。
基本的に髪はざっくりとカットすることが多く、梳く技術がそこまで浸透していないアメリカでは、日本人の髪質は切りにくいのだそう。
サンフランシスコでヘアスタイリストをしている友人のエマは、
「サンフランシスコはアジア系のお客さんが多いんだけど、なかでも日本人はカットの要望が多くて難しいの」
と言っていました。
おかげで、あまりカットをしなくなった私。アメリカに来てから、かんたんなボブスタイルが定番になってしまいました。
そんなシンプルなヘアスタイルだけど、「素敵なヘアスタイルね!」と店や街で言われることがとても多く、こんなに髪をほめられたことはないほど、アメリカではほめられてばかりです。
週に2、3回はヘアサロン。ブローが欠かせない白人の髪の毛Avedaさん(@aveda)がシェアした投稿 - 2017 7月 30 10:08午前 PDT
一方、白人の髪は細くてやわらかく、いわゆる猫っ毛なので絡まりやすい。なので、ブローでボリュームを出すことがとても大事なのです。
そのため、アメリカではブローのためだけにヘアサロンに行く人が本当に多い!
家ではシャンプーをしないで、週に2、3回はヘアサロンでブロー(シャンプー付き)をする人もけっこういるとのこと。
とくにブロンドの人は、自分でブローするのに手間がかかり、ボリュームを出すことが難しいので、ヘアサロンに頻繁に通う人が多いようです。
ドライヤーだけでまとまる日本人の髪の毛に驚きの声TRESemméさん(@tresemme)がシェアした投稿 - 2016 9月 14 12:38午後 PDT
黒髪ストレートな私は、シャンプーしてドライヤーをするだけで、ある程度はヘアスタイルが整います。
これは、アメリカ人にとっては、とてもラッキーなこと。
一緒に旅行に行ったアメリカ人の友人に「ドライヤーするだけでそんなにまとまるの!?」と驚かれることもあります。
ブロー後にヘアスプレーを全体に大量にかける友人からすると、ヘアクリームをささっとつけるだけでまとまる日本人らしいスタイリングには感動するのだそう。
意外とクラシックなヘアスタイルが好きなサンフランシスコ女子TOKUYAMA SALON New Yorkさん(@tokuyamasalon)がシェアした投稿 - 2017 4月 8 5:36午後 PDT
ストレートヘアが多い日本では、パーマをかけてウェーブがかったヘアを目指す人が少なくありません。
一方、アメリカでは、このパーマの需要がぜんぜん無いみたい。カールをしたいならブローでカールアイロンをすればいい! という感覚なのです。
一度、あるアメリカのヘアスタイリストに「パーマをかけたい」と言ったことがあります。ところが、そのヘアスタイリストにはパーマをかけた経験がなく、その店にはパーマができる人がひとりしかいないと言われました。
とにかく世界のなかでも、日本のヘアスタイリストのカット技術はトップレベルだと思っている私。ハサミのカットだけで、髪をボリュームアップしたり、ボリュームダウンしたり、さらに髪の流れまでも作り出すことができる技術は素晴らしいと思います。
ニューヨークにいる友人も日本人の技術に感動して、いまでは日本人のヘアサロンが行きつけなのだそう。
ヘアスタイルのトレンドが移り変わり、そのたびに高いカット技術を求める日本と比べて、意外とサンフランシスコ女子はクラシックなスタイルを好み、とにかくブローに必死になっているようです。
写真/Shutterstock
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