そのさまざまな生きかたのなかで、選択肢のひとつとなるのが、子どもを産むことです。
自分の体を使って、ひとつの新たな生命を生み出す。そんな神秘的なできごとを迎えるまでには、やはり心や体の準備は必要不可欠。
だからこそ、すべての女性は、産む・産まないを含めて、妊娠に対して自由に選ぶ権利を持っています。
それは、東京で働いている女性も、ニューヨークに住んでいる女性も、アフリカで暮らしている女性だって、みんな同じ。
そんな当然の権利を守るために発足したのが、「Power Her Choices(女性に選ぶ権利を)」キャンペーンです。
ベネトンが、望まない妊娠から女性を守るキャンペーンを発足7月11日にイギリス・ロンドンで開催されたロンドン家族計画サミット。
この場で、国連人口基金とユナイテッド カラーズ オブ ベネトンは、望まない妊娠から女性を守るために「Power Her Choices(女性に選ぶ権利を)」というキャンペーンを世界的に発足させました。
目的は、家族計画への関心を高めるとともに、世界的な活動のパートナー署名者をさらに増やすこと。
キャンペーンのメインイメージは、子宮の形をした電球がモチーフとなっています。ベネトングループのコミュニケーションリサーチセンター「ファブリカ」の CEOであるカルロ・トゥニオーリによると、
国連人口基金の活動が、世界中の若い女性が新しい気づきやひらめきを得る助けとなる、ということのメタファーです。
とのこと。
電球を使って、まるで女性の本音を表したような装置を製作また、電球を使ってキャンペーンの理念であるフレーズを形作った装置も製作されました。
そのうちのひとつが、こちらの装置。
「I am pregnant(私は妊娠しています)」という言葉が表示されているかと思いきや、近づいてみると「I am not ready to be pregnant(私はまだ妊娠する準備ができていません)」という隠れたメッセージが浮き上がってきます。
まるで心の奥に隠された女性の本音を表しているみたい。
これらの装置の動画やGIFは、SNSを使って世界中で共有される予定です。
同じ女性を守りたい。まずできることはSNSでのシェアベネトンによれば、いま、2.14億人以上の女性が現代的な避妊具を入手できない状況にいるとのこと。
また、2016年には77万人もの女児が母親になったと予想されていて、そのなかには10歳という若さで母親になった子もいるのだそう。
いままでは、世界情勢や貧困層に対して、漠然とした認識しか持っていませんでしたが、いざ細かいデータとして現実を突きつけられると、とてもショックでした。
同じ女性が、世界のどこかで望まない妊娠や出産を余儀なくされていると思うと、胸が締め付けられます。
そんな現実を知ったいま、助けるための方法は募金や署名などいろいろありますが、すぐに実行できるのはSNSでシェアすること。
自分が感じたこと、知ったことを誰かに共有するだけで、また新たな想いを生むことができるはずです。
[ベネトン]
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