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夏は、切なさを思いっきり楽しむ季節 #東京ときどき心理学

2017/07/02 06:00 投稿

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こんにちは。

心理カウンセラーの小高千枝です。

先日、伊勢の二見興玉神社の夏至祭に参加してきました。

嵐のなか、海水で身を清め、自分自身の芯を自覚したとともに「夏がやってくるな...」と夏の訪れを感じていました。2017年の夏がはじまりますね。

「切なさ」の感覚におちいることが、夏の恒例行事

夏は好きですか?

「暑いね...」「汗びっしょり!」と言いながらも、照り付ける太陽のもとで感じる夏の独特な香りや空気感が私は好きで、日焼けを気にせず、外で太陽の光と戯れたくなることがあります。

そして、心身ともにせわしなく過ごしたあとの夕暮れ。

なんとなく切なさが込み上げてきたり、子どものころを思い出して懐かしさに浸ったり...。不思議な感覚におちいることが、夏の恒例行事のような気がしています。

夏の一日の感情の流れって?

一日のなかでの感情の流れ。

夏は日照時間が長いぶん、太陽の光の影響でやる気ホルモンのセロトニンが多く分泌されます。そのため、高揚感がわき上がり、モチベーションも高くなります。

そして、夕方暗くなってくるとセロトニンは活動を停止。代わって睡眠をうながすホルモンのメラトニンが分泌されます。

メラトニンの影響で、心身ともに沈静されるのですが、身体には暑さと冷房で冷え切った疲労が蓄積され、そんな疲労がたまると、理由もなく切ない気持ちが出てきてしまうことがあります。

でも私は、その疲弊した心と体、そして、夏に感じる切なさをどこか楽しんでいたりすることがあるのです。

感情にとことん浸る時間があってもいい

一日のなかで繰り広げられる栄枯盛衰のような感情の動き。

無意識に、意図しないことで心に込み上げる懐かしさや郷愁。

ヒグラシの鳴き声を聞きながら「一日が終わるなぁ」とひとりごと。

"感情に浸る"ことはそんなに持てる時間ではないため、こうやって意識してみること嫌いじゃないんですよね。

一日中テンション高く過ごすよりも、クールダウンとして必要な時間なのかもしれません。自分の心や体と向き合うことって、長い人生のなかでもあまり無いような気がします。

意味もなく涙が出てきてもいい

毎日せわしなく一日が過ぎ去って、「切なくなる時間なんてない」むしろ「切なくなんてなりたくない」という抵抗感さえあるかもしれません。

ただ、人間ですからね。暑くてなんだか動きたくないなぁ...と感じたら、せっかくのチャンスを逃さないようにしてください。自分の素直な気持ちに気づいてあげてください。

意味もなく涙が出てきてもいいと思います。それはそのときに必要な感情であり、必要な気持ちの浄化方法なのです。

夏は、つい思いっきりはしゃいだり、大騒ぎをしたくなる季節。でも、ちょっとだけ涼しくなった夕暮れにひとりで浸ってみるのも大人の女性として大切なことかもしれません。

今年の夏は一度きり。切なさも"自分のひとつ"として楽しむステキな夏を過ごしてみてください。

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写真/Visualhunt

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