でも、それはきっと、知らず知らずのうちに脳内に刷り込まれたステレオタイプなのです。
そんな古いイメージをうち破り、「フェミニズムってこういうものなんだ」と目からぽろっとウロコが落としてくれるアーティスト集団を、兄弟メディア「FUZE」で見つけました。
テクノロジーで実現するスタイリッシュなフェミニズムテクノロジーを駆使したアートを通して、世のなかに刺激を与え続けている女性アーティスト集団「Hyphen-Labs」。
そんな彼女たちが発表したのが『Neuro Speculative Afro Feminism』と題したVR映像です。描かれているのは、未来のビューティサロン。
NSAF Teaser from hyphen_labs on Vimeo.
まるで宇宙船のなかのような店内に座っているのは、黒人の女性たち。美容師も同じく黒人女性です。
じつはこの作品では、デジタルの多次元世界になかなか登場しない黒人女性をあえて存在させたのだそう。
つまり、テクノロジーを使って、フェミニズム、そして人種差別に対する問題提起をおこなったというわけです。
「FUZE」によれば、
女性が今いる環境より一歩未来を目指し、ハイテクになるとしたら、それはいったいどんなカタチだろうか。それについて考えたとき、Hyphen-Labsの考案した世界はとても腑に落ちる部分がある。なぜなら先に挙げたビューティーサロンの作品「Neuro Speculative Afro Feminism」もそうだし、他にもたとえばデジタル技術を駆使したシームレスの服を作ったりしているからだ。
(「FUZE」より引用)
とのこと。
たしかに、自分の意見や立場をしっかりと表明するのもひとつの方法。
でも、Hyphen-Labsは、女性の未来を想像させ、それをテクノロジーによって疑似体験させることによって、理想の女性像を提案しているのです。
フェミニズムって、こんなにアーティスティックでスタイリッシュな表現もできるんだ! と、新たな価値観を見つけました。
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