5月17日に開幕した第70回カンヌ国際映画祭。

私が注目していたのは、クリステン・スチュワート

昨年は履き古したスニーカーでレッドカーペットに登場したクリステンが、今年はどんなファッションで登場するかと、とても楽しみにしていました。

ヒールにドレス。カンヌのドレスコードがけっこう厳しい

Saturday Night Live - SNLさん(@nbcsnl)がシェアした投稿 - 2017 2月 4 2:02午後 PST

そもそも、彼女が昨年スニーカーで登場したのには理由があります。

カンヌ映画祭はドレスコードがはっきりとしていることで有名。女性はヒールにドレス、という暗黙のルールがありました。

実際2015年の開催時に、ヒールではなくフラットシューズを履いた女性が入場を拒否されたこともあり、これに対して2016年には、大女優ジュリア・ロバーツがなんと裸足でレッドカーペットを歩いて抗議したことも。

そもそもヒールじゃないといけない理由って何だろう?

たしかに、ヒールはエレガントでフォーマルな場所に合う靴ですが、だからといってフラットシューズがダメ、と決めつけられる風潮には疑問を感じます。

女性だからヒールを履かなきゃいけないなんて、なんだかその「決まり」がすごく嫌な感じ。

「もうドレスコードまで求められるべきじゃないことは明らか」

Hollywood Reporterさん(@hollywoodreporter)がシェアした投稿 - 2017 5月 20 9:33午前 PDT

昨年は目立った発言はなく、スニーカーを履くという行動でのみ抗議を示したクリステン。

今年は私の期待通り、レッドカーペットでのドレスコードについて、「Hollywood Reporter」の取材のなかで次のように発言しました。

「ここには、はっきりとしたドレスコートがあるわよね? ヒールを履いてないとみんなにすごく驚かれる。

でもね、もうそんなことまで求められるべきじゃないのは明らかよ。男性に、ヒールを履いてドレスを着るように言えないんだったら、私にも言えないはずよ」

Hollywood Reporterさん(@hollywoodreporter)がシェアした投稿 - 2017 5月 20 8:07午前 PDT

写真撮影には彼女らしいマニッシュなブラックのショートブーツで登場。これまたかっこいいクリステンがいました。

クリステンはスポーティなロングスカートで登場

Elle Magazineさん(@elleusa)がシェアした投稿 - 2017 5月 20 3:14午後 PDT

そんな彼女が今年レッドカーペットで着用したのは、つい最近パリコレクションで発表されたシャネルの2018クルーズコレクション。

グレイツイードのサスペンダー付きのスポーティなロングスカートに、バンドゥブラのシンプルなコーディネート。足元には「Le Silla」のフェミニンなヒールを合わせていました。

スーパーショートヘアにいつものスモーキーなメイクアップ。

ドレスではないのに、これだけレッドカーペットで浮かないのがクリステンの魅力。クールな彼女らしいスタイルが、ファッション界でも好評でした。

彼女の場合、もうファッション自体がメッセージなのです。

NYLON

写真/gettyimages

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