5月2日には、成功の秘訣を書いた本も出版しました。
現在35歳の彼女は、ビジネスウーマンとして、「20代後半〜30代の女性のロールモデル」なんて言われていますが、実際のところはどうなのか、疑問に思う部分もあります。
とくに、彼女のクローズライン「Ivanka Trump」をめぐっては、不買運動があったりと賛否両論のアメリカ。
見た目も育ちもビジネスセンスも、すべてが完璧なイヴァンカ。そんな彼女のブランドは、これまた"完璧な女性"のための服でした。
イヴァンカの服は、まさに「コンサバ」そのものIvanka Trumpさん(@ivankatrump)がシェアした投稿 - 2017 5月 4 7:19午後 PDT
「Ivanka Trump」を扱っているアメリカの大手デパート「Macy's(メイシーズ)」で働く友人に、イヴァンカの服って売れているの? と聞いてみると、
「まあまあ売れているわよ。アメリカ女性が好きなコンサバティヴなワンピースやベーシックなヒールなど、誰にでも似合いやすいもの。値段もちょうどいいのよね。いわゆるホワイトカラーの職業っぽい女性が買っていくわ」
とのこと。
実際商品を見てみると、まさに「コンサバ」そのもの。
花柄のフレアワンピース、ワントーンカラーのブラックやホワイト、ブルーのワンピース、レース素材のワンピース...どれも1万円ちょっとから2万円弱で、安すぎず、高すぎない値段です。
シューズも、これまたコンサバなアメリカ女性が大好きなレースアップのヒールやサンダル、ビジネスシーンでも活躍しそうなベーシックヒール、ベージュやブラックのブーティなどがそろっています。
ブロンドヘアにワンピース。いわゆる「ステレオタイプ」なイヴァンカIvanka Trumpさん(@ivankatrump)がシェアした投稿 - 2017 4月 25 3:17午後 PDT
私がアメリカに来て、つねに疑問に思い続けているのが「なぜアメリカ女性はこれほどワンピースが好きなの?」ということ。
さまざまなパーティに行っても、必ず体のラインにフィットしたワンピースを着ている女性があちこちにいるのです。
私が思うアメリカ女性のステレオタイプは、きれいにカールしたブロンドヘア、そしてフレアワンピースを着ている女性。実際、まわりにもこのようなファッションの女性が多いです。
そういった状況をみていると、イヴァンカは、アメリカ女性が憧れる「ステレオタイプ」のように見えてきます。
理想の世界すぎてまったくリアル感がなかったIvanka Trumpさん(@ivankatrump)がシェアした投稿 - 2017 2月 7 2:32午後 PST
あれだけの富を持ち、さらに見た目も美しく、ビジネスにも政治にも積極的で、なおかつママ。この"すべてを手に入れた感"が、アメリカの多くの女性の心をつかんでいるのでしょう。
とはいえ、批判的なイメージを持たれているのもまた事実。もしかしたら、どこかであの完璧さを「羨ましい!」と思う気持ちもあるのかもしれません。
Ivanka Trumpさん(@ivankatrump)がシェアした投稿 - 2017 4月 20 12:47午後 PDT
先日出版された成功の秘訣を書いた彼女の本のタイトルは『Women Who Work -Rewriting the Rules for Success-(働く女性たち:成功へのルールを書き換える)』。ビジネス自己啓発のような内容で、ワントーンワンピースでポーズを取るイヴァンカが表紙です。
メディアでは批判の嵐ですが、実際手にとって読んでみる女性は意外と多そうだと思われます。
私も試しに読んでみましたが、理想の世界すぎてまったくリアル感がなかった、というのが正直な感想。
いろんな意味で注目され続ける彼女は、ファッションも本も、いわゆるアメリカ女性の「理想」がつめこまれているように思えます。
写真/gettyimages
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