いまや、ワークアウトはストレスの多い都会に生きる人たちの習慣であり、ファッションともいえるかも。
そんな流れも後押しして、どんどん可能性を広げているのがスポーツブランドです。
なかでも老舗ブランドのひとつである「adidas(アディダス)」が、さらなる進化を目指して、次世代の才能を育成するプログラムを実施します。
アディダスの人材育成プログラム。求めているのは現状に甘んじない人Siramol Muan On-Sriさん(@muanology)がシェアした投稿 - 2016 5月 31 11:10午後 PDT
この「デザイン・アカデミー」という名のプログラム、期間は24か月。
募集分野は、「アパレル」「フットウェア」「色と素材」「グラフィックス」で、合格者にはアディダスのデザインチームと働くチャンスが得られます。
気になる募集要項の筆頭に挙げられているのが、デザインに対する純粋さ。そして、好奇心と協調性。さらに、パッション、自立性、強い野心...などの内容が続きます。
一方、実質的な条件として、2年以上のインターンシップなどを含む職務経験が必要ですが、デザイン関連の学位は、あれば「好ましい」というレベル。
いかにアディダスが、従来のイメージを打ち破るような新しい可能性を持つ人材を探しているかが、パーソナリティを重視した条件から感じられます。
移住サポートも充実。海外で夢を叶えるチャンスが来たadidasCareersさん(@adidascareers)がシェアした投稿 - 2016 4月 27 9:35午前 PDT
このプログラムは、本社のあるポートランド(アメリカ、オレゴン州)や、ヘルツォーゲンアウラハ(ドイツ、バイエルン州)を拠点とし、東京や上海で研修する可能性もあるという、インターナショナルな内容。
それだけに、海外経験があることや国際的であることも条件に含まれています。
テックフレンドリーで海外の情報にも長けた世代にとっては、フィールドが世界に広がるなんて、もう理想以外の何物でもないかも。
大企業だけあって、外国人が頭を悩ませる移住サポートも、しっかりと用意されているようです。
E R I C W A D Aさん(@eric_wada)がシェアした投稿 - 2016 4月 27 10:28午前 PDT
何か新しいことをしたい、作りたい。そう思っているなら、どんどん挑戦していい──。
アディダスのような大企業がこういったプログラムを実践することからは、そんなメッセージが感じられます。
締め切りは2017年4月15日。プログラムのスタートは10月1日です。
世界のリーディングカンパニーが率先して若い世代を育てていくことで、もっとたくさんの才能が生まれていくはず。ワクワクする未来へ、その土台作りは広がっています。
[FASHION JOURNAL, adidas GROUP]
写真/Shutterstock
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