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春。リスタートの準備は、自己承認してあげてから #東京ときどき心理学

2017/03/19 06:00 投稿

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こんにちは。

心理カウンセラーの小高千枝です。

東京って生粋の東京人が少ない気がします。地方から出てきた人たちが集まっていて、生きるエネルギーをぶつけあい、新しい文化が生まれていく――。そんな場所のような感覚。熱いですよね。

いま、東京で生きている自分を俯瞰的にみてあげて

そんな私も千葉出身。

ただ関東に住んでいると、東京が近いことのありがたみをあまり感じていませんでした。

1時間も電車に揺られていれば実家に着くし、友だちもみんな近くにいる。そんななんとなくの安心感があります。

そういった"ぬるま湯感覚"で無意識に過ごしている傾向があったので、地方から出てきて、最初は頼るところなく無我夢中で生きてきた人を見ると尊敬してしまいます。

上京したばかりのころ、困難に襲われても、簡単に親に泣き言は言えないし、東京に友だちもまだいないし、初めてのことばかりでどこに行っていいかわからない...。そういう感覚であったことを思い出してあげてほしいなと思います。

そして、いま、東京で生きている自分を俯瞰的にみてあげてください。

友だちや、知っている場所が増えただけではなく、自分を取り巻く環境の質も高まっていることを。自分の心をゆだねられる、安心できる人や場所が無意識に選択されて、自分の一部になっているはずです。

そういう自分を築き上げることができたことを、認めてあげてほしい。

春のリスタートは、自分の努力やがんばりを認めてあげてから

千葉出身の私は、中学生のころから東京には遊びに行っていたことはあるものの、やはりビジネスを展開することにはかなりの勇気が必要でした。いま思うと、家族全員に心配をかけていたことと思います。でも、ぬるま湯につかりながらも、そこに甘えてはいけないという気持ちで突き進んで来ました。

わけのわからない異業種交流会に参加し、当時は何の得にもならないと思われる時間に高い会費を払ってしまったり、ダメ男をダメ男と認めず付き合い、一生懸命歩み寄ったり...。

一見、無駄なことばかりのように思えますが、そういった経験はすべて意味があり、自分自身を大きく成長させるきっかけにもなっているんです。

人を見極める力や、自分に必要な仕事を選択する力を身につけ、時間の経過とともに、大切なものだけに囲まれるようになる――。東京という戦場で、居心地のいい人、時間、空間を見出すことができるように。

4月からの新年度を前に、少し休憩して、いままで築き上げてきたもの、居心地のいい人、時間、空間をもう一度見つめなおしてみてください。自分の努力やがんばりをまずは認めて、自己承認してあげてから、リスタートの準備をしましょう。

写真/出川光(1枚目)

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