お隣・中国でいま大問題となっている大気汚染。全国民の約半数に健康被害が出ているといい、死者もすでに何十万人単位で出ている模様です。
その健康被害を引き起こしているとい言われているのが「pm2.5(硫酸塩エアロゾル)」という、直径2.5マイクロメートル以下の有害微小物質。
呼吸によって体内に入るとぜんそくや気管支炎などの循環器疾患、さらには肺がんをも引き起こすそうで、北京などでは外出を控える呼びかけが行なわれているよう。
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中国で暮らす人々を思うと胸が痛みますが、しかし、心配ばかりもしていられません。この有害物質、風に乗って西日本にも流れてきているのです!
しかもこのpm2.5、怖いのが、普通のマスクでは防げないほど小さい微粒子だということ。花粉よりも小さいので、花粉用マスクをしてもpm2.5の対策にはならないんだとか!!
では、どうすれば予防できるの!? 現時点で有効策だと言われているのが、以下の3点。
・外出時には「N95マスク」をする
・洗濯物は部屋干しで
・換気は極力避け空気清浄機を利用する
N95のマスクは、放射性物質対策としても一時有名になりましたよね。洗濯物や換気についても、原発事故後に取り上げられた生活の注意点と同様と言えそうです。
あと呼吸ではないですが、目の保護も重要! ガード力の高いのはゴーグルタイプですが、難しかったら伊達メガネでも少しは違うかも?
でも健康被害を抑えるために何より大切なのは、しばらくは不要な外出を避けること! 特に西日本のみんなは、自分や大切な人を守るために意識してくださいね☆
Pm2.5の主な汚染源は工場の排煙や自動車の排気ガス。これを機に環境について今一度意識を改めることが大切ですね☆ 事態の早い収束と、みなさんが健康であることを祈っています!
photo by Thinkstock/Getty Images
[Love&Peace&money、朝日新聞デジタル、PM2.5の健康被害]
(トレンドウォッチャー/小坂井良子)