政治や移民問題に対して、たくさんのメッセージであふれていた今年のニューヨーク ファッションウィーク。

モデルもデザイナーも来場するセレブも、ファッション界が一体になっているのを感じました。

そんななか注目を浴びていたのが、乳がんと戦う女性のためのランジェリーブランド「AnaOno」のショー。

総勢16名のランウェイモデルたちは、なんと全員が乳がんの経験者でした。

乳がんで胸を失ったモデルたちが、ランウェイを闊歩

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苦しくてつらい闘病に打ち勝ち、堂々と自分の"新しい胸"を披露するモデルたち。

何ものにも動じない強さがにじみ出ていて、同じ女性として「かっこいいな」と素直に思います。それと同時に、リスペクトを感じずにはいられません。

デザイナーも乳がん経験者。女性をサポートするランジェリーブランド

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乳がんと戦う女性をサポートしたい、という思いからスタートした「AnaOno」。

デザイナーのDana Donofree(ダナ・ドノフリー)自身、乳がんの経験者です。両方の胸を摘出したあと、乳房の再建手術を受けています。

乳房をもう一度手に入れたとき、心地よく身に着けられる下着が見つからなかったことが、自身のブランドを立ち上げるきっかけになったのだそう。

ダナは、当時の心境をこう語っています。

「手術後、引き出しのなかからレースつきのお洒落でセクシーなブラを引っ張り出してきたの。そしてすぐにわかったわ。私はもう"普通"じゃない。こんなブラは身に着けられないんだって。

でも、そこで思ったの。こんな風じゃだめだ。残りの人生をネガティブなまま過ごしたくなんかないって」

自分は自分と言い切ってくれる「AnaOno」

治療のために乳房を摘出する、という方法を選ばざるをえないことはあります。そして、女性のシンボルでもある胸を失うのには、とても大きな覚悟が必要だったはず。

でも、胸を失っても、新しく人工の胸を作ったとしても、自分は自分。いままでと変わらずファッションを楽しみながら、毎日を生きていきたい。

そんなやさしさと強さが、「AnaOno」には込められています。

いまや女性がかかるがんのなかで、発症率がいちばん高いとされる乳がん

決して他人事ではないからこそ、勇気を出してランウェイを歩いたモデルたちにいっそう胸を打たれました。

[Woman's Health, AnaOno, 日本対がん協会]

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