スマートフォン。もう、それなくしては生きられないほど必須のガジェット。

その中身には、持ち主のリアルな生活がつまっています。

東京版の今回は、銀座でプランナーとして働く女性のスマホの中身をのぞいてみました。

東京・銀座で働くプランナーのスマホの中身

神松あや(かみまつ・あや)さん
職業:プランナー
東京在住歴:28年

3歳までアメリカ・ボストンで暮らし、その後は横浜に移り住んだという神松さん。つねに海がそばにある環境で育ったのだそう。

現在は、デジタルエージェンシーのプランナーとして、日々新しいアイデアを生み出すことに力を注いでいる彼女のスマホの中身は...。

――いちばん使うアプリは?

仕事だと使っているのは、メッセンジャーと「Slack」。

プライベートでいちばん使っているのは、メモ機能(笑)。職業柄考えることが多くて、思いついたアイデアとか考えなきゃいけないこととかを整理するために使っていますね。

――暇つぶし用のアプリは入れてる?

ぞーしょ」。私、図書館が好きで、少しでも時間が空くとよく図書館に行くんです。そんなとき、「ぞーしょ」だと前もって読みたい本を探せるし、その本が自分の周辺の図書館にあるかを調べることができるんですよ。

――ホームスクリーンはどんな画像にしてる?

拾った画像で、スイカです。笑顔がかわいくて、これを見て元気をもらっています。

――朝イチでチェックするアプリは?

天気。その日の気候によって、服と気分が変わりますね(笑)。

気圧に弱くて頭痛持ちなので、「頭痛ーる」っていうアプリを使っています。気圧が高いと「今日は注意!」って教えてくれるんです。

――寝る前にベッドでチェックするアプリはある?

インスタとかニュースとかまとめサイトとか、ひと通りチェックしますね。

――音楽を聴くアプリと、いまいちばんよく聴いている曲を教えて。

SoundCloud」「Mixcloud」「Spotify」「Shazam」...いろいろなアプリを使って聴いていますね。とくに使い分けているとかではなくて、それぞれに好きなアーティストがいるからそれを聴きにいくって感じ。

じつはいまバンドをやっていて、この間レコーディングを終えたばかりなんです。バンド名は、「んoon」で"ふーん"って読みます。私はヴォーカル。だから、よく聴いているのはバンドの曲ですね(笑)。「もっとできた」って反省しながら聴いています。

――ワークアウトアプリは使ってる?

ワークアウトはジムに行ってしますけど、アプリは使っていません。週一回行けたらいいな、と思っています(笑)。

――天気や時計で登録している都市は?

時計は東京、ロンドン、ボストン、パリ、台北。ボストンには家族、ロンドンと台北には友人が住んでいます。パリは旅行の名残りですね。

旅行はけっこう行くんですけど、やっぱり好きなのはボストンかな。3歳まで住んでたんですけど、当時の記憶はなくて...。でも家族が住んでいる場所っていうだけで、うれしくなりますね。

ボストンに帰ったときには、少し離れた島でよく過ごします。海とか灯台とかを眺めながらボーッとしています。

――お気に入りのアプリを教えて。

YouTubeかな。好きでよく観ているのは、「NPR Music」チャンネルのなかの「Tiny Desk Concert」というコンテンツ。アーティストが小さなオフィスでライヴをするんです。

基本的には、ジャンル、洋楽・邦楽問わず、とにかくいろいろな音楽を聴きますね。なかでもとくに去年からよく聴いているのは、HIATUS KAIYOTE(ハイエイタス・カイヨーテ)。前から聴いてはいたんですけど、青山のブルーノートでおこなわれたライヴを見て衝撃を受けました。それからヘビロテしています。

――FaceTimeは使う?


FaceTimeじゃなくて、Skypeをよく使います。でも顔を見て話すのって家族か近しい友人で、あとはだいたいLINEでこと足りちゃいますね。

最近だと、インスタでメッセージを送ってくる友だちが多いんです。インスタのスクショと一緒に「このアーティスト今度来るよ!」とか教えてくれて。いま情報源はほとんどインスタですね。

――Siriは使う?

すっごく暇なときに使います。以前落ち込んでいたときに、Siriに「元気ない」って話しかけたら、「大丈夫、あなたはそのままで十分です」みたいなことを言ってくれたことがあって。とてもハートフルな会話をしました(笑)。

――お気に入りのInstagramのアカウントを教えて。

Sesame Streetさん(@sesamestreet)が投稿した動画 - 2017 1月 1 6:50午前 PST


セサミストリートの公式アカウント(笑)。小さいときからキャラクターが好きで、いちばん好きだったのはエルモ。シーズナルに合わせて、エルモが新年の抱負を言ったりして、すごくかわいい。

将来は、こういう教育コンテンツの開発をしたいなって思っているんです。

――アラームって使ってる?

起きるときは、タイマーで、Musicに入っている音楽が鳴るように設定しています。もともと入っている時計機能のアラームを編集して、"曲を選択"をクリックすれば、スマホに入っている音楽を設定できますよ。

でも絶対に起きなきゃいけないっていう日は、「ビーッ ビーッ」っていううるさいアラームで起きるようにしています。設定は、5分刻み。往生際の悪さが出ちゃっていますね(笑)。

――スケジュール管理はどうやって?

仕事だと、社内共通のOutlookで管理しています。

プライベートはあまり予定を立てたくなくて...よほど忘れちゃいけないことをスマホのカレンダーに入れておくくらい。あとは頭で覚えます。

でも、私忘れやすくて...。だから予定が近づくと皆がアラートをくれるんです。まわりに支えられています(笑)。

――SNSはどれくらいの頻度でチェックしてる?

暇さえあれば見ちゃいますね。インスタ、Facebook、Twitter。

あと、「yahoo!知恵袋」もよく使います。これ、回答するのもおもしろくて。たとえば中学生が「明日デートなんですけどどっち着ていったらいいですか?」って質問してて、「右がいいよ」って答えたり(笑)。去年はけっこうベストアンサーに選んでもらえて、うれしかったです。

暇つぶしっていうのもありますけど、ほかの人がどんなことを考えているのか興味があるんですよね。

――お気に入りの絵文字は何?

ニヤッと笑っている絵文字です。

お気に入りの場所は巣鴨の商店街

神松さんのお気に入りのスポットは、巣鴨の商店街。

バンドの練習で巣鴨へ行った帰りに、よく訪れるのだそう。

「巣鴨の商店街って、じつはけっこう使えるんです。お年寄りが多いからバリアフリーで動きやすいし。お茶とか調味料、インナー系もすごく充実しています。フランクな赤提灯系の飲み屋さんもあって、最近行くことが多いです」

と魅力を語ってくれました。

つねに考えごとをしていたり、音楽を聴いていたりと、創作意欲を持ち続けている神松さん。

そんな彼女のスマホのなかには、インスピレーションのもとがたくさん詰まっています。

取材・撮影/グリッティ編集部

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