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スマホの中身はいまの自分。32歳NY在住、フローラルデザイナーの場合

2017/01/15 06:00 投稿

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スマートフォン。もう、それなくしては生きられないほど必須のガジェット。

その中身には、持ち主のリアルな生活がつまっています。

ニューヨーク版の今回は、1年前にニューヨークへ移住し起業。現在はフローラルデザイナーとして働く女性のスマホの中身をのぞいてみました。

NY在住フローラルデザイナーのスマホの中身

永田絵梨子(ながた・えりこ)さん
職業: クリエイティブ・フローラルデザイナー(EriN Design International 代表)
ニューヨーク在住歴:1年

フラワーデザイン学科の専門学校を卒業後、神戸でキャリアをスタート。

パリ、アムステルダム、ベルギーなど、ヨーロッパ各地で研さんを積み、東京5年半、ハワイ2年、パリ1年の実務経験を経て、さらなるビジネスチャンスを求めてニューヨークへ。

グローバルに活動する彼女のスマホの中身は...。

――いちばん使うアプリは?

インスタと、あちこち新しい場所に行くのでGoogleマップです。それから、仕事で花材などの運搬のために車を頻繁に使うので、Uberなどのカーサービスをいろいろ試しています。

いまいちばん使っているのは「Gett」と「Juno」。Junoは、Gettのドライバーさんに勧められたんですよ(笑)。Gettは乗り合いではなく車体も大きく、初回割引もあってお得でした。キャンペーンによってはUberを使うこともあります。

Eriko Nagata/EriN Design INTLさん(@erindesign_eriko)が投稿した写真 - 2016 12月 12 6:38午後 PST

インスタのアカウントは、自分の「@Erindesign_eriko」と、エディトリアルとして撮影して刊行されたものを集めた「@Erikonagata_editrial」のふたつを持っています。

エディトリアルの方には、ファッション雑誌「NO TOFU」に掲載された作品とかを載せています。

Eriko Nagata/さん(@erikonagata_editorial)が投稿した写真 - 2016 5月 7 1:41午後 PDT

フォローしているのは400くらいかな。友だちのほかには、デザイン系、好きなアーティスト、それからクライアントのアカウントは必ずフォローしていますね。

――ホームスクリーンはどんな画像にしている?

フォトグラファー、ニック・ナイトの花の写真です。

ロック画面も、アーヴィング・ペンが撮影した花の写真。

――朝イチでチェックするアプリは?

Gmail、それから毎日温度差が激しいので「天気」で気温を確認します。花のこともあるし、その日のファッションの参考にもします。

――寝る前にベッドでチェックするアプリはある?

Gmailをチェックして、インスタ。それから、ニュースアプリの「NY Times」、「AP通信」とか、日本のニュースがまとめられている「Japan News Online」をチェックしています。

あとは、YouTubeでヒーリング音楽を聞いて、リラックスしながら眠ります。

――SNSはどれくらいの頻度でチェックしてる?

最近、インスタの優先度が上がってきたので、1日2回くらい。アイコンにお知らせの数が5個以上ついたときに見ます。

プライベートでは、Facebookのメッセンジャーをよく使います。仕事はGmailでのやり取りがメインですね。

――音楽を聴くアプリとよく聴いている曲を教えて。

YouTube、iTunesなど。SoundCloudは、最近あまり使ってないかな。

Siaにハマっていて、先月はバークレーセンターで開催されたコンサートに行きました。彼女はPVも独特の世界観で好きですけど、コンサートにはPVでお馴染みのダンサー、マギーちゃんも登場しました。好きな曲は「Greatest」と「Cheap Thrills」。

――ワークアウトアプリは使ってる?

ヨガをやっているので、「MINDBODY」を使って予約したり、スケジュールを確認しています。「NY Yoga Studio」に通っているんですけど、なかなか行けていなくて...。週に1、2回は行きたいなと思っています。

――天気や時計で登録している都市は?

天気を入れているのは、東京、ニューヨーク、パリ、ホノルル、オーランド、ロサンゼルス、神戸。

オーランドは温かいし、友だちがいるので年越しを過ごしたいなと思って、気温を確認したくて登録しました。結局忙しくて行けなかったんですけどね...。

時計は、東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ロサンゼルス、神戸、サンフランシスコ、コペンハーゲン、シドニー、リオ、オークランドとか、たくさん。

オークランドはニュージーランドの都市ですけど、そこに住む人がインスタを見て問い合わせをくれて。メールのやり取りをするのに時差をチェックするために登録しました。

そのほかにも、ニューヨークウェディングでの花の依頼とか、インスタを通じて世界各国から問い合わせがきます。この間も、日本からニューヨークへ旅行に来る人から、単発のフラワーレッスンの問い合わせがありました。

ニューヨークの花市場はアクセスが良いので、マーケットや資材店ガイドを含めたレッスンも今後やっていけたら、と思っています。

それから、不定期にはなるけれど、パリスタイルのブーケと、ニューヨークスタイルのパーティフラワーのアレンジメントのワークショップも考えているんです。

ニューヨークは、世界中の花が集まるので、変わった植物も入手できます。それらを楽しんでもらって、自分のエッセンスを入れたEriN Designオリジナルのレッスンを考えています。

クライアントのいる仕事は使うカラーなども指定があるので限られていますが、レッスンでは完全に自分のスタイルを表現したいな。

――お気に入りのアプリを教えて。

インスタ以外なら、ワインが好きなので「Vivino」。ラベルを撮影すると、データまで記録してくれるワインリストです。

星でランクを入力できて、他人の評価も見られます。インスタのようにフォローしあうこともできるんですよ。この地方やお店で、このワインはいくらだった...とか値段もチェックできて参考になります。

――お気に入りのInstagramのアカウントを教えて。

Margaret Zhang 章凝さん(@margaret__zhang)が投稿した写真 - 2016 12月 25 2:22午後 PST

「@margaret_zhang」です。ブロガーからスタートして、フォトグラファー、スタイリストなど何でもこなすシドニーベースの20歳くらいの女性。メジャーなファッションショーの常連で、パリやニューヨークにもよく訪れています。

写真の撮り方が上手で、ご飯もおいしそう。彼女の行くカフェは絶対おしゃれなので、参考にしています。ファンというか、いつか一緒に仕事ができたらいいなって。

彼女を見ていると、キャリア関係とかなく、センスが良ければインスタを通じてどんどん仕事をしていけるんだって実感します。

Design Milkさん(@designmilk)が投稿した写真 - 2016 12月 30 8:35午後 PST

「@designmilk」のデザインには、インスピレーションを受けています。

Engram Free Zine Issue 1さん(@engramzine)が投稿した写真 - 2016 12月 1 11:15午後 PST

あとファッション、アート、旅行の写真にフォーカスをあてたフリーマガジンの「@Engramzine」も気に入っています。これは、世界各都市のカフェで配布されているフリーマガジンのアカウント。最近のイシューでは、私の花の作品が掲載されたんですよ。

そのほかにも、フォトグラファー関連やインテリア、建築などもチェックしています。建築家は「Frank Gehry」や好きなコペンハーゲンのインテリアメーカーの「Hay」が好きかな。

カフェが好きなのでかわいいカフェを集めたアカウントもフォローしています。レストランは仕事柄、どうしても空間を見てしまうんです。

あとは、子どもが大好きなので、友だちのアカウントで子どもの写真を見て癒されています。

――最近一番ウケたメッセージは?

ホリデーシーズンということもあって、おもしろいGIFを送り合っています。それから、フランス在住の友人が送ってくれる、彼女の子どもの動画がかわいくて大好きです。

――スケジュール管理はどうやって?

iPhoneのカレンダーと、ノートを使っています。詳細はいろいろ細かく書く、手書き派です。見開きでひと月分が見える「Paper Source」のものを使っています。ノートは、私にとって日記代わりのようなもので、使い終わっても数年はとっておきます。

――最近「Uber」でどこ行った?

花資材が重かったので、Gettをチェルシーの資材店から自分のアトリエまで使いました。クライアントのところへ行くときとか、2日に1回くらいのペースで使っています。

ニューヨークでは駐車が難しいこともあって、カーサービスが経済的で便利。大量の場合はトラックのメッセンジャーを使うこともありますよ。

――お気に入りの絵文字は何?

LINEのうさぎスタンプや、黄色のお団子ヘアの女の子。明るくなるように心がけています。

2015年12月にニューヨークへ移住し、翌月の1月には起業。

このわずか一年足らずの間に「Alexander Wang(アレキサンダー・ワン)」、「The Row(ザ・ロウ)」など、そうそうたるブランドとの仕事をコンペで勝ち取り、着々とニューヨークでのキャリアを築いてきた絵梨子さん。

実力やセンスもさることながら、まずそのスピード感、そして創作から営業活動までひとりで行う彼女の独立心と、仕事に対する意欲の高さに驚かされます。

アーティストとしての顔と、SNSなど自分発信のメディアを駆使するビジネスウーマンとしての顔。その両面をバランスよくこなす様子は、まさにテックフレンドリーな時代を映しているかのようです。

世界各国の都市が登録されたグローバルなスマホを通して、彼女の時間はニューヨーカーらしくフルスロットルで稼働している、と感じました。

お気に入りは屋内テラスが気持ちよいカフェ

「基本グリーンがあるところが好き。カフェは天井から自然光が入ってくるところを選びます」という絵梨子さんのお気に入りは、ソーホーにあるNOMOホテル内の「NOMO Kitchen」。

昨日も友人と来たばかりという屋内のテラスは、開放感いっぱいです。

ハンバーガーなどの定番メニューのほか、アントレになるキノアやケールのヘルシーなサラダも充実しています。

夜はキャンドルが灯され、ラグジュアリーなムードになるのもまた良いとのこと。点在するアートも魅力的です。

ヨーロッパでの研修時には、ベルギー王室直属のフラワーアーティスト、ダニエル・オストのもと、古城で貴族の盛大なパーティの装花も経験した絵梨子さん。

彼女がいちばん影響を受けたというパリでは、エルメス全店やディオール、オペラ座などを手がけるトップフローリストのエリック・ショヴァンから学び、ファッションウィークのソワレ(パーティ)などを手がけました。

そんなヨーロッパでの経験を感じさせる、彼女のどことなく退廃的でロマンティックなスタイルは、花の既成概念を超えて、アートの域にまで昇華されています。

影響を受けたパリも魅力だけれど、様々なジャンルのトップクラスが集まるニューヨークを拠点に世界に挑戦していきたい、という絵梨子さん。

この街のスピード感を体現したかのような彼女なら、ニューヨークにいながらにして国境を瞬時に飛び超え、インターナショナルにフィールドを広げていきそうです。

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