私、かなりある! といっても、「いまどきの若者は...私の若いころはよかった...」なんて、酔って管を巻いているわけではないよ(笑)。
自我が強くて、反抗期が長かったいままでの自分の経験、ひとつひとつが点だとしたら、その点が、いつ、どうやって繋がっていくのかは、形になってみないとわからない。
そして、そのひとつひとつの点に、ムダはまったくないと思う。いつかその点が、鮮やかに蘇り、もっと美しい形を作ってくれるって信じてる。良い点も、悪い点も、いまの私を作ってくれているすべて。だから、なつかしくて、愛おしく感じちゃうんだよね。
でも、そこまでナルシストじゃないから、無条件に愛おしいわけじゃないよ。何かの折に、改めて客観的に昔を見返してみる――。
自分のことだけじゃなくて、時代や社会や文化的なこともね。色々な経験を経てもなお、独善と偏見に汚れていないしなやかな心と、自分を戒めることができる強さを持っていたい。
私は、自我が強い子どもだったから、反抗期がとても長かった。自分が納得したことしかしなかった。
だから、いつも母親に「どうしてみんなと同じことができないの!」と怒られてた。学生時代は、先生にも常に異端児扱いされていたけど、「常識だからってなんなの?」「私が違うんじゃない、みんなが私と違うだけ」って思ってた。だいぶ厄介な、でも、しあわせな人だね。
そんな私だから、前を向きながら、たまに過去を見返して進むことが必要なんだと思う。
家族がほぼ崩壊...私が小学生のころ、弟が学校でいじめにあって、そこから引きこもりになった。父親の耳が聞こえなくなり、父も仕事以外は、書斎に引きこもり。
弟の引きこもりは、もうひとりの弟をいじめることや、家庭内暴力に発展した。毎日、死ぬか生きるかの大喧嘩が続いた。私は、現実逃避したくて、遊びに逃げた。母親のストレスはマックスでヒステリーに。家族が、ほぼ崩壊した。
こんな状態が軽く10年は続いたと思う。
自分の主張だけでは、どうにもならない状況。ある日、逃げるのをやめて、自分を、家族を、周りを客観的に見るように意識を変えてみた。
人の幼少期のトラウマ的なこと、思考回路の謎と複雑さ、表現の重要性...。
色々な角度から原因と解決策を探した。そうしたら、正面を向いて、すべてのことに期待をもって、受け入れることの大切さに気が付いたの。そこからは、もう母親とも弟とも、ソウルメイトってくらいなんでも話せる仲になったよ。
厳しく激しく期待しあう関係わたしの崇拝するアップル創設者のスティーブ・ジョブズの言葉にこういうのがある。
「多くの場合、人が優れた仕事ができないのは、そのように期待されていないから。でも、そのお膳立てさえしてあげたら、人は自分の限界以上の仕事をやり遂げる」
自分へも、他人へも、できないという判断は、結構間違っていることが多いんじゃないかな。
多くの感性や思考を受け入れて、厳しく激しく期待しあう関係でいられたらベストだって思ってる。
2017年。自分に何を期待する?
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