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現実逃避したくて、遊びに逃げた。#ふたりごと

2017/01/11 13:30 投稿

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久美ちゃんの「昔をなつかしむこと、ある?」って質問。

私、かなりある! といっても、「いまどきの若者は...私の若いころはよかった...」なんて、酔って管を巻いているわけではないよ(笑)。

自我が強くて、反抗期が長かった

いままでの自分の経験、ひとつひとつが点だとしたら、その点が、いつ、どうやって繋がっていくのかは、形になってみないとわからない。

そして、そのひとつひとつの点に、ムダはまったくないと思う。いつかその点が、鮮やかに蘇り、もっと美しい形を作ってくれるって信じてる。良い点も、悪い点も、いまの私を作ってくれているすべて。だから、なつかしくて、愛おしく感じちゃうんだよね。

でも、そこまでナルシストじゃないから、無条件に愛おしいわけじゃないよ。何かの折に、改めて客観的に昔を見返してみる――。

自分のことだけじゃなくて、時代や社会や文化的なこともね。色々な経験を経てもなお、独善と偏見に汚れていないしなやかな心と、自分を戒めることができる強さを持っていたい。

私は、自我が強い子どもだったから、反抗期がとても長かった。自分が納得したことしかしなかった。

だから、いつも母親に「どうしてみんなと同じことができないの!」と怒られてた。学生時代は、先生にも常に異端児扱いされていたけど、「常識だからってなんなの?」「私が違うんじゃない、みんなが私と違うだけ」って思ってた。だいぶ厄介な、でも、しあわせな人だね。

そんな私だから、前を向きながら、たまに過去を見返して進むことが必要なんだと思う。

家族がほぼ崩壊...

私が小学生のころ、弟が学校でいじめにあって、そこから引きこもりになった。父親の耳が聞こえなくなり、父も仕事以外は、書斎に引きこもり。

弟の引きこもりは、もうひとりの弟をいじめることや、家庭内暴力に発展した。毎日、死ぬか生きるかの大喧嘩が続いた。私は、現実逃避したくて、遊びに逃げた。母親のストレスはマックスでヒステリーに。家族が、ほぼ崩壊した。

こんな状態が軽く10年は続いたと思う。

自分の主張だけでは、どうにもならない状況。ある日、逃げるのをやめて、自分を、家族を、周りを客観的に見るように意識を変えてみた。

人の幼少期のトラウマ的なこと、思考回路の謎と複雑さ、表現の重要性...。

色々な角度から原因と解決策を探した。そうしたら、正面を向いて、すべてのことに期待をもって、受け入れることの大切さに気が付いたの。そこからは、もう母親とも弟とも、ソウルメイトってくらいなんでも話せる仲になったよ。

厳しく激しく期待しあう関係

わたしの崇拝するアップル創設者のスティーブ・ジョブズの言葉にこういうのがある。

「多くの場合、人が優れた仕事ができないのは、そのように期待されていないから。でも、そのお膳立てさえしてあげたら、人は自分の限界以上の仕事をやり遂げる」

自分へも、他人へも、できないという判断は、結構間違っていることが多いんじゃないかな。

多くの感性や思考を受け入れて、厳しく激しく期待しあう関係でいられたらベストだって思ってる。

2017年。自分に何を期待する?

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