そんな多様性を訴えるために立ち上がったのが、オランダ・アムステルダム出身のデジタルアーティスト、ヒルデ・アタランタ。
自身の運営するギャラリー「The Vulva Gallery(外陰部ギャラリー)」でVulva(外陰部)アートを展開しています。
急激に増えているアソコの形を整える手術「他人と形が違う」「色が違う」「大きさが違う」ということを気にして、いま急激に増えているのが、女性器の形を整える手術。
イギリスでは、2001〜2010年に、手術件数がなんと5倍に膨れ上がったとのこと。
普段なかなか人には聞きづらいデリケートな部分だからこそ、誰かに相談しないまま手術を受けてしまうことが多いのでしょう。
様々な女性器をイラストに多くの女性が、インターネットやポルノのなかで「美しい」とされる女性器の形にとらわれすぎている。そんな風潮に疑問に感じたヒルデ。
「女性の身体は皆それぞれ違って当たり前。人と違うからこそ個性的で、ユニークだからこそ美しい」
ということを伝えるべく、様々な形、色、サイズの女性器を、Vulva(外陰部)アートとしてイラストにすることを決意しました。
ネコにタンポン、ハート型ヘア。個性あふれるアソコたちヒルデのギャラリーには、個性あふれる女性器がたくさん。
The Vulva Galleryさん(@the.vulva.gallery)が投稿した写真 - 2016 11月 23 9:54午前 PST
女性器が愛らしいネコに変身。
The Vulva Galleryさん(@the.vulva.gallery)が投稿した写真 - 2016 11月 6 10:05午後 PST
タンポンが入った女性器も、イラストになるとなんだかポップです。
The Vulva Galleryさん(@the.vulva.gallery)が投稿した写真 - 2016 11月 24 12:22午後 PST
ヘアのデザインも多様化しているいま。ハート形に整えられたヘアがかわいらしい1枚です。
The Vulva Galleryさん(@the.vulva.gallery)が投稿した写真 - 2016 12月 11 11:55午後 PST
「Never feel ashamed of having your period (生理であることを決して恥じてはダメ)」という、パワフルなメッセージも。
The Vulva Galleryさん(@the.vulva.gallery)が投稿した写真 - 2016 11月 10 11:50午後 PST
The Vulva Galleryさん(@the.vulva.gallery)が投稿した写真 - 2016 10月 30 11:41午後 PDT
「女性器のヘアを脱毛するかどうかは、個人の選択。そのどちらも尊重しよう」というメッセージとともに並べられた、ふたつの女性器のイラスト。
アジアではヘアを自然なまま残している女性が多いようですが、海外、とくに南米では、ブラジリアンワックスなどでしっかりと脱毛をしています。
ヘアがあっても無くても、どちらも美しい! という考えかた、大好きです。
個性があるからこそ美しい、というポジティヴなメッセージをくれるVulva(外陰部)アート。眺めているだけで、自分のありのままのボディが愛しく感じられます。
[COSMOPOLITAN, THE VULVA GALLERY]
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