母の幼馴染の旦那さんの実家、というなんとも微妙な距離感ではあるけど、いつの間にか年末になると「今年は1月2日にやるから」という業務連絡がくるようになった。
もはやホンモノのじいちゃんやばあちゃんのような存在のふたりが毎年暖かく迎えてくれて、お餅をつく。毎年やっているハズなのに、なかなか上達しない餅をつく姿を、とてつもないスピードで成長する近所の小学生に笑われながら。
田んぼを横目にお餅を食べる私は東京出身なので、いわゆる「田舎」というものがなくて、年末年始になると友だちも実家に帰ってしまって、自分だけ取り残されてしまう。
なんだか置いてけぼりの気分。それはそれでゆっくりできていいのだけれど、なんとなく、リセットされない。
だからこそとは言わないが、なーんにもない群馬の家族の家に遊びに行くのが(ディスってないっす)自分にとってはとても大事で、田んぼを横目にお餅を食べるだけであっても新しい年が始まった感があるのだ。
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