いまは女同士、戦ってる場合じゃない。

アメリカ大統領選挙の投票日からもう2週間以上経ち、主要人事も決まるなど、トランプ大統領体制が着々と動きつつあります。

世間ではまだまだこの結果を受け入れられず、投票結果の再集計を求める動きがあったりもする一方、気持ちを切り替えて前を向こうとするセレブたちもいます。

アマル「女性蔑視は、どんな形であれ支持しない」

FASHION TO MAX officialさん(@fashiontomax)が投稿した写真 - 2016 11月 21 11:23午後 PST

国際人権弁護士のアマル・クルーニーも、アメリカ・テキサス州で行われた女性向けカンファレンスで、トランプ・ショックを受けた人たちへのメッセージを発信しました。

トランプがISIS(イスラム国)打倒を優先するとした発言を評価し、期待を示したんです。

アマルは、ISISに性奴隷として扱われていた女性たちの弁護士を務めていて、ISISを国際刑事裁判所にかけることを目指しています。

イスラム教徒の家庭に生まれたアマルにとって、イスラム教を否定するトランプに対しては複雑な思いがあるはず。でも、それを乗り越えて、トランプに賛同できるポイントを見出そうとしています。

とはいえ、トランプはイスラム教徒だけでなく女性に対しても差別的発言を繰り返してきました。トランプからセクハラ的行為を受けたと訴える女性も次々と現れています。

だから、アマルは今回「女性蔑視は、どんな形であれ支持しない」とはっきり言いました。

さらに、こう呼びかけました。

女性同士の批判はもうやめよう

Stand For Womenさん(@istandforwomen)が投稿した写真 - 2016 11月 18 9:05午後 PST

女性がしうる最悪のことは、女性同士のために立ち上がらずにいることです。これは私たちが毎日、どこにいてもどんな人でも関係なく訓練できることです。ほかの女性のために立ち上がり、お互いに競争し批判するのではなく、お互いを守り祝福することを選ぶということです。

女性の権利を守るためには、まず女性同士が支え合おうというメッセージです。

たしかに職場でもプライベートでも女性同士の戦いはあるし、アマルのような人は嫉妬されることも多いはずです。

でもセクハラを恥じないような人物が大統領になってしまったいま、女性同士で足を引っ張りあっている場合じゃない、ってことですよね。

The Cut, New York Times, New York Times

写真/gettyimages



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