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YO! ヒップホップを全身に浴びてヨガ。ドープな音で自分深まる

2016/11/18 22:30 投稿

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最新ワークアウトが次々と現れるニューヨーク。

自転車を使ったクササイズと双璧をなす人気といえば、ブルックリン発のヨガスタジオ「Y7 Studio」。

ヨガなのにヒップホップをBGMにするという斬新なコンセプトです。

ヨガの気持ちよさはそのままに、全身で大好きな音楽を感じながら汗をかけば、いままでにない最高の爽快感が得られます。

ユニークなコンセプトは空間作りにも

さらにY7の特徴と言えるのが、キャンドルライトがほのかに照らす、鏡のないスタジオ。

ダークな空間でヨガを行うことで他人の目が気にならず、鏡がないことで自意識もシャットオフされます。これらは些細なことに見えて、じつはヨガが苦手な人のポイントをついているかも。

私自身、ヨガはいちばん頻繁におこなうワークアウト。

いつも、ほかの人と違うポーズをとっていないかが気になり、鏡のあるスタジオではヨガに集中できずにいました。それにニューヨークではインストラクターが口頭だけで進めることが多いので、慣れていないと少々おかしなことをやってしまうことも。他人に見られない、という安心感は大きいです。

そのうえ、Y7のスタジオはすべて、赤外線によるヒーティングシステムでスタジオはいつも約32度のあたたかさ。気持ちよく汗をかいてデトックスをするのに最適なように設定にされています。

約43度の室温でおこなうホットヨガにくらべて、息苦しくなく気持ちよくワークアウトすることが可能だそう。汗はかきたい、でもつらい思いはしたくない――。その両方のニーズを満たしてくれるのがY7です。

ファウンダーのひとり、28歳のサラにインタビュー

撮影/Brad Warsh

2013年にMason Levey(メイソン・レビー)、Sarah Larson(サラ・ラーソン)の男女のカップルがウィリアムズバーグで1号店をオープン。その後、飛躍的に成長し西海岸、ウェストハリウッド店を含め、いまでは6つの店舗を持つまでになったY7。

ファウンダーでありCEOである28歳のサラに、どのようにこのユニークなコンセプトが浮かんだのかや、クラスを受けた人のリアクション、日本へ展開についてなど、気になる点を聞いてみました。

――スタジオの名称「Y7」の意味とは?

サラ:「Y」は「Yoga(ヨガ)」から。数字の「7」は体にあるエネルギーのポイントである7つのチャクラからとりました。

――スタジオのキーカラーである黒と白にはどんな思いが込められているの?

サラ:私たちは、ものごとをすべてシンプルに、クリーンにしたいと願っています。生徒たちには自分なりに解釈してほしいわ。

――Y7スタジオを始めるきっかけは?

サラ:自分が受けたいと思うクラスがないと感じて、Y7をスタートすることを思いつきました。私たちはただ汗を流して、素晴らしい音楽が聴けて、鏡の存在や他人からのジャッジなしに自由に体を動かす場所がほしかったの。

――ヒップホップをBGMにキャンドルの光と赤外線で温められたスペースで行うヨガのアイディアはどこから?

サラ:自分たちがやりたいヨガを求めた結果、ほかと違うスタイルになりました。ヨガとはひとつではなく、それぞれが違っていてよいもの。そう思うのが私たちです。

――トラディショナルなヨガに比べて、Y7のヨガにはどんなメリットが?

サラ:ただ「違うスタイル」ということだけです。私たちのクラスでは、ひとつの息でひとつの動きをおこなうのでトラディショナルなクラスよりちょっとテンポが早いかな。音楽は呼吸の合図や、クラスのペースを決めるのに使っているわ。

――すでにアメリカ国内に6つのロケーションがあり、急成長しているY7ですが、日本にスタジオをオープンする予定はある?

サラ:ぜひ日本にオープンしたいわ。いつか必ず!

――Y7のクラスを受けた生徒はどんな反応をすることが多い?

サラ:生徒たちはいつも自分たちがかいた汗の量と、クラスの難しさにおどろいているわ。

――クラスでいま一番盛り上がる曲は?

サラ:そのときによって変わるけど、現在はたくさんのインストラクターがTravis Scott(トラヴィス・スコット)をかけているわね。

マンハッタン最新アドレスはアッパーイーストサイド

今回、取材に協力いただいたのは、マンハッタンで最新アドレスのアッパーイーストサイドのスタジオ。プレス担当のAva Donaldson(アヴァ・ドナルドソン)さんが案内してくれました。

天井からアールデコ調の照明が垂れ下がるエントランスを抜けて大理石のモザイクが美しい階段をあがると、モノトーンのスタイリッシュな空間が。50セントやスーパーモデルたちが通うのも納得のクールさです。

アッパーイーストサイドのスタジオは、間取りもオリジナルでシャワー室完備。ブティックホテルのようなシャワーブースです。

コスメの並ぶ鏡はシアターの楽屋のような雰囲気。

黒をベースに白で描かれたウィットに富んだ文字が印象的なオリジナルアイテムも手にはいります。

坐禅を組むカニエ・ウェストが描かれたトップスが人気。私はダメージ加工のTシャツが気になりました。

ワークアウトとしてのヨガは気持ちよいけれど、スピリチュアルな部分は本当に必要なの? と思っているひとも多いかもしれません。そういったよけいなものを排除し、自由に気持ちよく汗を流せるY7のヨガ。

サラの言うように「シンプル」というのが、いまの気分に合っているようです。

Y7のレポート、さらに続きます!

Y7 Studio



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