まだまだ先のことだって気がするけど、いつかは自分にもやってくるんだと思うと、なんだか身構えてしまいます。
でも、海外サイト『hellogiggles』で見つけたある記事が、歳を重ねることを怖がらなくてもいいんだ、と励ましてくれました。
自分の体にいちばん満足できるのは74歳一般的には歳をとるにつれて能力が衰える、なんてイメージがあるけれど、『hellogiggles』によると、じつは歳をとるにつれて上がっていく能力もあるのだそう。
外国語を習得するのにベストな年齢は7歳とのことですが、22歳では、新しい名前を覚える能力がピークになるそうです。
他人の気持ちを理解できるピーク年齢は、51歳。これは納得できます。さまざまな人と交流して経験を積んだからこその能力です。
語彙力は、69歳がピーク。言語能力だからもっと年齢が若いほうが有利かと思ったけれど、意外に遅い。まだまだ脳には覚える力があるってこと。
自分の体に満足している年齢のピークが74歳。これも意外だけれど、歳を重ねていくうちに、だんだん自分を受け入れられるようなるってことなんだと思います。
経験したからこそ身につく、他人に寄り添う力以前、人生経験が能力につながる、と実感する経験がありました。
アメリカの航空会社に勤めていたとき、空港で赤ちゃんのオムツを切らしてしまったお客様がいました。
会社でストックしてあるオムツをあわてて取りに行ったのはいいのですが、棚に並んだサイズもタイプも違うオムツを前にして、困ってしまいました。どのサイズを選んでいいか、まったく見当がつかなかったからです。
緊急だったので、異なるサイズのオムツをいくつかお持ちしました。結果、感謝はされましたが、なんだかな...と反省したのでした。
子育て経験中のいまなら、お客様に、とくに子ども連れで旅するお母さんに、もっと寄り添ったサービスができたはず。
自分の経験をどのように生かせるかを考えされせられたできごとだったので、強く記憶に残っています。
歳をとるのはマイナスなことじゃないこうしてみるとたしかに年齢を重ねるとアップする能力って、けっこうあるような気がします。
いろいろな人とうまく付き合う能力や、全体を俯瞰して決定する力とか、忍耐力や諦観力など。
高められている能力があると実感できるなら、歳を重ねることって、いいことって自然に思えます。
写真/Shutterstock
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