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千駄ヶ谷でアクロバティックにヨガ

2016/10/24 23:00 投稿

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もはやエクササイズの定番になっているヨガ。

でも、激しく動くスポーツが好きな私にとって、ヨガは動きがあまりなく、のんびりしているので苦手でした。

ある日、ヨガ好きの友だちに「ヨガは動きがゆっくりすぎてイライラする」と話したところ、アクロバティックでダイナミックに動けるヨガもあることを教えてくれました。

アクロバティック? それならやりたい!

翌日には、教えてくれた友だちに、ヨガレッスンの予約をお願いしている私がいました。

まずは呼吸と身体を連動させる

参加したのは、千駄ヶ谷にあるTrue Nature Yoga Studio でおこなわれた、「Om yoga(オームヨガ)」のオープンレベルクラス。

ヴィンヤサヨガと呼ばれるスタイルの一種で、呼吸と動きを連動させながらおこなう、ダイナミックで運動量の多いヨガです。

この日は、海外ヨガ本の翻訳なども手がけたバイリンガルヨギ、米国ヨガアライアンスティーチャートレーニング認定講師の鈴木まゆみ先生が担当でした。

まずは短い呼吸法からはじまり、呼吸に意識を向けられるようになったら、身体と連動させる練習に進みます。緊張をほぐすときに深呼吸をするように、呼吸は身体の動きを助ける役割をしているそうです。

ときどき繰り出されるまゆみ先生の英語が何故だかスーッと頭に入ってくる。英語、得意じゃないのに。

「Om(オーム)」という掛け声の神聖な意味

その後、「Om(オーム)」と3回唱えて、本格的な動きが始まりました。

Omは、発音するとA・U・M 。生まれて初めて出す音「あ(A)」から、最後に口を閉じるときの「ん(M)」までを表しています。

まゆみ先生によると、

「この世に存在するすべての物事は、始まり、継続、終わり、というサイクルを繰り返しています。この諸行無常という摂理を私たちが真に理解することができるよう、クラスの始まりには、敬意を払って唱える」

そうです。

お経みたい...と思いながらも、ほかの参加者と一緒に唱えていると、その声の振動が身体に伝わり不思議な感覚になりました。

自分の心の状態を感じることが大切

そして基本の座位で背骨を動かすところからスタート。

常に呼吸と動き、そしてお尻や手足が地についていることを感じながらおこなうため、一瞬たりともボーッとなんてできません。

これはあきらかに、いままで体験した軽いエクササイズ的なヨガとは違います。

動きに慣れてきて、少し考える余裕ができたときに思ったのは、「ああ、私ってかなり身体が閉じて(内側に丸まって)いるんだな」ということ。

毎日パソコンに向かっているせいか、「胸をひらく」という簡単な動作すら、まともにできなかったんです。ふだんエアロビクスをしているので、苦手なアグラをかくこと以外は自信があっただけに、ショックでした。

それでも、呼吸の誘導とともに同じ動きを数回繰り返すうちに、少しずつ胸が開けるようになりました。すると、「できない」と思い込んでいた気持ちが消え、緊張していた身体が少しだけ、しなやかに伸びだしました。心と身体のつながりを感じた瞬間です。

うわ、すごい。たったコレだけで、心と身体がつながっている感覚が分かる。私の期待はふくらみました。

逆立ち成功のカギは、自分を信じること

立位のポーズに上半身を使うポーズが加わり、流れに乗った動きがひと段落し、クラスも中盤。

いよいよ動きは「下向きの木のポーズ」、いわゆる逆立ちへ。

「逆立ちなんて、生まれてこのかたやったことないし、できる気もしない」そう思いながら、まゆみ先生のお手本に習って壁に向かってトライ。

ここでも呼吸についての指導が入りました。

「手の位置、肩の位置を決めてから、足を天に蹴り上げるタイミングと、呼吸を合わせて行ってください」

そのとおりにしてみたものの、呼吸と合っている感覚こそ分かっても、その足を上にあげきり、両手で身体を支える勇気は最後まで持てませんでした。

このとき、気づきました。「自分を信じきってあげていない」ということを。

まゆみ先生はレベルチェック、安全確認をしながら指導しているので、おそらく私が私を信じてあげてさえいれば、「下向きの木のポーズ」は成功したはずです。

ビジネスシーンでよく「マインドブロックを外すと道が開ける」って聞きますが、まさにこのことなんだな、と実感しました。

限界って自分が決めてたんだって気づいた

「下向きの木のポーズ」はできなかったけれど、気づきがあったことをうれしく思っていたのもつかの間、ラストは「上向きの弓のポーズ」、いわゆるブリッジへ。

これも生まれてこのかたまともにやったことがなく、途中までしか腕が上がりませんでした。「ハードなスポーツならお任せ」なんてタカをくくっていた自分が恥ずかしい。

クラスの後半は、副交感神経を優位にするポーズでリラックスの状態へ導かれ、身体と呼吸をフラットな状態にもどして終了。

友だちに聞いていたとおり、休む暇なんてない、ダイナミックに動けるヨガでした。

なにより、恐怖心や自分の限界を、自分の心が勝手に決めてしまっていることに気づいた点が、最大の収穫。ヨガが持つ運動以外の効果を、少し分かったような気がしました。

さらに自分のステージをアップさせるためにも、しばらく続けたいと思います。といいますか、負けず嫌いなので、「下向きの木のポーズ」をできないままでは終われません!

[True Nature Studio]

写真/Shutterstock 取材/力武亜矢

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