いい意味でも悪い意味でも使うようになった「やばい」という言葉。でもなんとなく、本人の口ぶりや前後の文脈で、それがいい意味なのか、悪い意味なのかがわかります。
英語にもこの「やばい」と同じく、いい意味にも悪い意味にもなりうる言葉があります。
たとえば「fuck」。悪態としてだけでなく、何かをワイルドに強調したいときに「fucking」(すげえ)という表現で使われることがあるそう。
でも、英語の場合、どう聞きわければいいの?
ギズモード・ジャパンの記事によると、悪態として表現する場合は、音節の終わりが子音になる傾向があるそう。
よく使われる4文字の言葉(fuck、cunt)はこの典型で、まず最初が「fu」「cu」などの子音であり、「ck」「nt」と子音で終わります。だから「piss」と「pee」(どちらも「小便」)では「piss」のほうが下品な言葉に聞こえます。また、汚い言葉の代わりの言葉にもこの傾向はあります。「fuck」を避けたいときに「frick」と言ったり、「damn」(ちくしょう、すごい)ではなく「darn」と言うかもしれません。どちらも同じ、子音中心のパターンです。
前回、日本語は「子音を意識することで相手に好意が伝わりやすくなる」という記事を紹介しましたが、英語(のある言葉において)は子音が悪い印象を与えるとのこと。
これまで子音なんて全然気にしてなかったけれど、日本語も英語も、注意して聞いてみるとやばいかも。
撮影/田所瑞穂 文/グリッティ編集部
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