と思いきや、ニューヨークのコスプレはもっとシックで、もっと文化的。アニメキャラやスーパーヒーロー&ヒロインになるだけじゃないみたい。
8月第2週目の週末、ニューヨーク・ガバナーズ島で20年代スタイルとジャズを楽しむ「第11回ジャズ・エイジ・ローン・パーティ」が開催されました。
まるで「グレート・ギャツビー」の世界
ガバナーズ島はマンハッタンの南端からフェリーで10分ほど。夏の間だけ足を踏み入れることが出来る小さな島です。
そのスペシャルな場所で毎年繰り広げられているのが、「ジャズ・エイジ・ローン・パーティ」。
レースやフリンジのついたミディドレスにロングネックレス、ボブヘア。
青空の下、20年代を代表するフラッパースタイルで集まった参加者は、生バンドの演奏に合わせてダンスに興じ、当時を再現したグルメでピクニックを楽しみます。
男性もレトロなスタイルを楽しんでいます。こんなファッションの男子、ストリートにいたらお洒落すぎて目が離せません。
カラフルなキャンディカラーに囲まれて、会場は想像以上の一体感。テーマや縛りがあると、かえってお洒落に醍醐味を感じます。
NY流コスプレでタイムスリップ
100年近く前なのに、いま見てもとても新鮮なフラッパースタイル。当時は禁酒法の時代です。
ファッションにも音楽にも抑圧され爆発したエネルギーが感じられて生々しい。なんでもアリの現代にはない明確な「主張」に強く惹かれてしまいます。
ポップカルチャーとはひと味違い、ニューヨークのコスプレはセンスよく、なんだか知的。
狂騒の時代に想いを馳せながら、レースにパールで着飾って、奔放な女性を演じたてみたくなります。
撮影/神田朝子
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