普段はホットラテを仕事のパートナーにしているけれど、こう暑いと、飲みたくなるのがひんやり冷たいアイスコーヒー。どうせならおいしいものを飲みたくなります。
そこで、東京と同じく夏真っ盛りのニューヨークから、日本でも話題になりつつあるCold Brew Coffee(水出しコーヒー)情報をお届けします。
ソーホー女子が大好きな「ラ・コロンべ」
雲ひとつない真っ青な空の下、週末の昼下がりに訪れたのは「La Colombe(ラ・コロンべ)」。
ソーホー店は高い天井と、壁のペインティングが洒落た空間です。
外まで続く長い行列に一瞬ひるみますが、スタッフの手際がよいので意外とスムーズ。
戦利品が入った袋をいくつも下げ、コールドブリューを片手に足早にストリートへ戻って行く女の子たちのショーパン姿が印象的でした。
場所:ソーホー店のほか、ニューヨーク市内に6店舗
味:酸味の強いコールドブリューの中では比較的マイルド
メモ:陶器製のミルクポットやスタッフが頭に巻いているバンダナが素朴。アットホームなムードを演出しています
ニューヨーカーの行きつけ「トビーズ エステイト コーヒー」
平日午後2時過ぎのミッドタウン。文字通り、コーヒーブレイクを求めてスーツ姿のニューヨーカーたちが「Toby's Estate Coffee(トビーズ エステイト コーヒー)」へ。
ビールのようなサーバーから注がれるのは、米誌『ハーパース バザー』もNo.1と認めたコールドブリュー。
足早にオフィスへ戻るニューヨーカーを尻目に、暑さに少々疲れた様子のツーリストたちがカウンターでくつろぐ姿も見られました。
場所:ブルックリン含めニューヨークに4店舗
味:コクも酸味もかなりストロング
メモ:ミルクは定番のホールミルク(牛乳)、ローファット、ハーフ&ハーフ(クリーム)
「ストンプタウン」にはいまのNYがつまってる
デザインホテル「Ace Hotel(エース ホテル)」に併設された「STUMPTOWN COFFEE ROASTERS(ストンプタウン)」では、コーヒーをゲットしたらホテルのラウンジに流れるのがお約束。
そこは、スーツケースを引くインターナショナルな人々と、Macを広げるヒップスターたちが入り混じる、ライブラリーのような異空間です。
サボテンや剥製が印象的なネイチャー系のインテリアに囲まれ、ヴィンテージな家具に腰を下ろしてコールドブリューを飲めば、まさにいまのニューヨークを肌で感じられます。
場所:ニューヨークはエースホテルとグリニッジビレッジの2店舗
味:黒糖のような深いコクと酸味。窒素を加えたビールのようなコールドブリュー、「ニトロ」も新感覚でおすすめ
メモ:スウィートナーとしてアガベシロップを選べるのでオーガニック好きにぴったり
コーヒー界に第4の波が来た
コーヒーのフォースウェーブと呼ばれているコールドブリュー。
アメリカでは1兆円市場と急成長しているトレンドです。普通のアイスコーヒーに比べて、いっきに目が覚めるような強い味わいが特徴。夏のだるさを吹き飛ばし、爽快感満点です。
[La Colombe, Toby's Estate Coffee, STUMPTOWN COFFEE ROASTERS]
取材・撮影/神田朝子
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