昼間に妙な眠気におそわれる、集中力がない、最近いびきをかくようになった、朝起きたときに頭が痛い...。

それ、もしかしたら「睡眠時無呼吸症候群(SAS:sleep apnea syndrome)」かもしれません。

睡眠時無呼吸症候群って何?

かつては中高年の男性がかかる病気と言われていましたが、近年では女性でも多く見られるように。

ひと晩で7時間の睡眠の間に、10秒以上の呼吸停止を30回以上、もしくは1時間に5回以上起こすのが睡眠時無呼吸症候群の特徴。

たびたび呼吸が止まるので深い睡眠がとれず、昼間に特有の眠気におそわれ、交通事故を起こす危険性もあるとか。また、生活習慣病やうつ病の原因となることもあるそうです。

呼吸停止は自分の意識がないときに起こるため、誰かにチェックしてもらったり、自宅でできる簡易検査サービスもあるので、疑いが濃厚なときは検査してもらうようにしましょう。

睡眠時無呼吸症候群になりやすい人

原因は寝ているときに上気道がふさがれること。そのため、以下の特徴がある人は、症状を誘発しやすいので注意したほうがいいそう。

□ あごが小さい
□ ここ1年で体重が大きく増えた
□ 太って首まわりに脂肪がついた
□ 肥満体型である
□ 鼻筋が曲がっている
□ 鼻が低い
□ 舌が大きい
□ 気道へ舌が落ちる

予防法は寝酒をしないこと

一番のポイントは、寝酒をしないこと。アルコールを飲んだときに、いびきをかく人も多いと思いますが、あのいびきは、気道の筋力が低下したことによるもの。「ッガッ!」となって起きたとき、それは舌が気道に詰まっているのかもしれません。

なりやすい特徴のある人はとくに、寝る直前の飲酒はやめ、彼にいびきを突っ込まれたら、気をつけてみたほうがいいかもしれません。

SAS対策支援センター

※この記事は2012年11月に公開された記事を再編集しています。

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