そう聞かれたとき、なんと答えますか?
お互いが成長し合える恋。自分の素をさらけ出せる恋。天にも昇る気持ちの恋。
きっとそれぞれが思う「いい恋」があるはずです。
直木賞作家・西加奈子さんの考える「いい恋」を、こちらのショートムービーから見ることができます。
このショートストーリー『あなたのからだ』は、西さんの書き下ろし作品なのだそう。
美しい映像とともに紡ぎだされる、繊細で柔和な言葉たち。包み込まれるようなやさしさに、思わず胸がグッと熱くなります。
西さんにとっての「いい恋愛」について伺ってみると
「『死んじゃうかも』と思うほど人を好きになるのは自分の身体を100%、誰かに明け渡すこと。それはすごくやさしい行為だし、奇跡に近いこと。だから、手痛い失恋だって"その人が選んだ恋"というだけで、尊いものだと思います。いまの私にも『どんな恋愛も糧になった』という意識だけはあって。そう、どんな恋愛も糧になる。絶対に。絶対に、です」
とのこと。
忘れてしまいたい過去の恋愛でさえも、いまの自分を形作っている尊いもの。そんな西さんの力強いメッセージに、恋へ立ち向かう勇気をもらえます。
これまでの恋、これからの恋。自分を作っていくすべての「恋」が愛おしく思えてきました。
[軽井沢高原協会]
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写真/田所瑞穂 文/グリッティ編集部
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