私の周囲で実際に耳にしたエピソードを中心に、この常套句について考察していきたいと思います。
私たちの子ども...という意味なの?
「君の子ども」というのは、ほかの誰かと結婚して生まれた子どものことなのか、または不倫関係の自分たちの子どものことなのか、まずそこがあやふや。
でもそれを問うてみても、はっきりとは答えないはず。「いや...ただ君の子どもってきっと、かわいいはずだろうなーと思っただけ」なんて言葉を濁すかもしれません。そこには、恋人にちょっとだけ「自分たちの子ども」というニュアンスを含ませてよろこばせる作戦もあるのです。
また、不倫にも関わらず「俺たちの子どもって、きっと可愛いよね」などとヌケヌケと言う男もたまにいます。これは半分本気、半分は冗談。甘い気持ちの延長、つまり秘密の恋を単に楽しんでいるだけで、燃え上がるための小道具的言葉に過ぎないのです。
本気の恋だと証明したつもり?
恋を盛り上げるための単なる戯言でしかないけれど、一方で「それだけ君のことを本気で考えているんだ」という妙なアピールをしているつもりでもあります。
でもこれは「実際にそんなこと起こるはずがない」という前提での戯言。秘密の恋を妄想のなかで楽しんでいるだけなのです。つまり、男にとって単なる「かっこつけ」のためのセリフというわけ。
もしも現実になってしまったら...
どんなに愛していたとしても、不倫男のこの戯言を、絶対に真に受け取らないでほしいと願います。
じつは私の周囲に、何人か不倫相手との子どもができてしまった人がいるのですが(もちろん男は「君の子どもが見てみたい」的な発言をしていたそう)、妊娠がわかった途端、100%の確率で、男たちは「それは困る!」「俺は家庭を壊す気がない」などいって、突然逃げ出しています。
女性陣は口を揃えて「なんであんな男のことを、好きになってしまったんだろう」と、ほとほと自分の見る目のなさを嘆いているのです。
こんなセリフを軽々と口にする不倫男は「性欲をセーブできない、最低のバカ男」なだけ。責任がとれるわけでもないのに、自分の性的衝動を押さえられず、それを甘い言葉でくるんで欲望を満たそうとしているだけの輩です。
このセリフを彼が口にしたら、即行で別れることをおすすめします! ほんと、周囲では誰ひとり責任をとった男はいませんから!
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