恋の始まりはいつだって楽しくて、普段の景色が違って見えてしまう魔法のよう。
でも、「あの人、私のこと、どう思ってるんだろう?」と思ったまま、恋が進展しないとそわそわしてしまいます。男性に恋をしたら、一般的に「告白は男性の方からされたい」と思うのが、きっと女子の理想。
でも、もしかしたら私たちは少女漫画のヒロインになることにこだわりすぎているのかもしれません。
女性から好きって言っていいんだよ
恋をするとき「告白された方が優位」と考えるのは、自分を苦しくするだけ。シンプルに考えると、好きなものは好き。その気持ちは誰でも抑えられないもの。だから、好きなら女性から好きと言っていいんだよ、と『ELITE DAILY』に掲載されたAlexia LaFataさんのある記事が、背中を押してくれました。
"Too many women have trouble expressing how they feel because they're afraid of falling into the stereotype of being the emotional woman. But is being seen as "crazy" by a stupid, sexist idiot really worse than being led on and getting your feelings deeply hurt? No, no it's not. Because if a guy thinks I'm crazy for sharing how I'm feeling, he probably sucks, and I want nothing to do with him anyway."
「あまりにも多くの女性が自分の感情をうまく表現できないのは、『感情的な女』という典型的なレッテルを貼られるのを怖がるから。でも、アホで性差別的なバカ男に『頭おかしい』と思われることは、彼にその気にさせられてあとで深く傷つくことより、ひどいこと? 絶対にちがう。だってもし、あなたが『好き』っていう気持ちを伝えただけで、あなたを頭おかしいと思う男なんて、最初から関わらない方がいいはず」
彼の気持ちはSNSではわからない
いまの時代、私たちは恋愛に関して、SNSや雑誌、恋愛マニュアル本、友人の体験談などから、あまりに多くの情報を受け取りすぎています。
そのため、プライドや恐怖心が邪魔をしてなかなか「好き」って言えないこともあるはず。でも、意外と彼も同じ風に考えているかもしれません。
大学時代、私は好きな曲のミックステープを作りあったり(当時はテープしかない時代!)、夏休みに絵はがきを送りあったりする仲の、好きな先輩がいました。でも、気持ちを伝えて、うまくいかなかったらどうしよう? いまの関係が壊れたらどうしよう? と怖くなり、好きと言えないまま、彼は卒業してしまいました。
そして半年後、彼と再会すると、「好きって言ってくれていたら、ぼくも同じ気持ちを返していた」と言われて、驚いた記憶があります。そのときはもう離れて住んでいたので、結局恋は成就せず。いま考えると、もったいない!
彼が何を考えているかなんて、いくら推測しても、彼のSNSのページを覗いてみても、わからないもの。だからこそ、聞いてみる価値があるのです。
「男性は狩猟本能があるから、追わせてあげるべき」とか「女性は告白されてこそ幸せ」なんていう一般論も一度忘れてみて。一番大事なのは、あなたがどう感じているか。
まずは自分から、「私はあなたが好きよ。あなたは私のこと好き?」とシンプルな質問を聞いてみれば、意外と、「ぼくもあなたが好き」ということになる可能性は十分あるのです。
『ELITE DAILY』で、Alexiaさんはこう伝えています。
"My friends have called me insane. They've told me I shouldn't push things, to just wait a second and enjoy the process of courtship, of "talking," of whatever the hell is happening between this guy and me.But I'm impatient. If I like you, I like you, and goddammit I'm going to tell you."
「友人は私を頭おかしいと呼ぶこともある。皆は、『時期を待って、無理に押さないで、恋の駆け引きや話をするのをもっと楽しみなよ』と言うの。でも、私は我慢ができない。あなたが好きなものは好きなんだから、なにがあっても伝えちゃう」
恋も、仕事も、人生も。自分の気持ちを大事にしていけば、きっと楽しくやっていけます。うまくいくときはいくし、いかないときはいかないもの。
気楽に考えて、気になっている人には気持ちを伝えてみてはどうでしょうか?
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撮影/出川光
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