社会に出てから言われるようになったワード、「ゆとり世代」。一般的に、1987〜1993年生まれの年代層を示します。
好きでゆとり世代に生まれたわけでないのに、何かと「ゆとり」を理由に蔑まれます。
が、ゆとりは、ただわがままで空気が読めないだけではないんです!
ゆとりですが、がんばっています
私の身の周りのゆとり世代は、自撮りアップとか滅多にせずSNSには意外と慎重で「人は人・自分は自分」なところがあって割とドライ。コミュニケーションはフランクめだけど失礼ではなく、気さく。一度考え込むと停滞しがちだけど、そのまま考え抜いて答え出す。凝り性多い。
-- 有喜世堂 (@westmonkey) 2016年4月17日
あくまで私の身の周り。
ドライですが、失礼なことをしようとしているわけではないんです。
ゆとり世代(現20代後半)と新ゆとり世代(現入社2〜3年め)には凄い差がある...
-- 有喜世堂 (@westmonkey) 2016年4月17日
わたしの周りに限って言うと、ゆとりは、わりと慎重派でコミュニケーション能力高く努力家 ゆとりゆとり言われて育った謙虚さと慎ましさみたいのが感じられる...
新ゆとりは とにかくコミュニケーションが雑...
「所詮、ゆとりは...」と先輩たちに言われてきたからこそ、社会人経験を積むにつれて謙虚になっていきました。
野心もなく、競争意識もない、空気も読まないと言われてきた「ゆとり世代」。
しかし、ゆとり世代は、コミュミケーション能力が高くなっていることが、リスキーブランドが2008年から実施している「生活意識調査MindVoice(R)(約4,000サンプル/年)」によって判明しました。
意外と世渡り上手なゆとり世代
大学生だった8年前と、現在の調査結果を比べると、ゆとり世代のコミュニケーション能力が高まっていることがわかります。
「できることなら、他人とかかわり合いをもたないで過ごしたい」
2008年...29.5%
2016年...44.7%
一匹狼を好むと言われてきましたが、アラサーに突入した今では誰かと関わりを持ちたいと考える人が増加。
さらに、日本人には苦手と言われたジョークも、ゆとり世代は他の世代と比べると得意だと感じています。
「緊張した場面でも、ちょっとしたジョークを言ったりして、場を和ませるのが得意な方だ」
2008年...33.2%
2016年...38.3%
ゆとり世代は、就職難を乗り越え、それでも不景気な世の中で社会人経験を積んできました。だからこそ、「自分を守る」能力が高まったのかもしれません。
ときには、自分を守るためにバカになる必要性をきちんと理解しているのです。
ゆとり世代のコミュニケーション能力は、仕事でも活用されてるよう。会社では、カメレオンのようにシーンによって、自分を使い分ける人が多くいます。
ゆとりのサヴァイバル術
バブルがはじけた直後に生まれた「ゆとり世代」。先の見えない将来を背負わされてきたからこそ、自分を守る術をいつだって探してきました。
ダブルワークをしたり、起業やフリーランスの生き方を考えたりと、ゆとり世代はいつだって、自分に保険をかけて動いています。
社会や会社におんぶに抱っこしても、安心できない...そう思っているからこそ、今の世の中を生き抜くために、自分なりのサヴァイバル術を培ってきたと言えます。
自分にとってメリットになるかを考え、判断できる力を持っている「ゆとり世代」。
「自分、ゆとりですから」と謙虚さの裏に、強かさをしっかり持っている人が多いはず。
「どうせ、ゆとりでしょ?」と言われたって、負けません。混沌とした東京を、これからも生き抜いていきます。
[リスキーブランド]
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