徒然って便利な言葉だよね

【検証】果たして共同通信の記事は「見出し詐欺」と言えるのだろうか?

2018/08/27 12:40 投稿

コメント:2

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【ブログネット】共同通信が昭和天皇の思召しを「見出し詐欺」? それを他メディアが引用し拡散。

これなんですけどね。
まず↑の記事、およびコメ欄をお読みの上で、下記文章をお読みください。
すっげーくそくだらない口喧嘩みたいなもんなんで、そういうのどうでもいいやって方は↑の記事も下記も読む必要はありません。これっぽっちもありません。


というわけで、国語の文法を考えながら、共同通信の記事だけを見た場合、それが見出し詐欺と言えるようなモノとなりえているのかどうか、という点を検証していきたいと思います。
敬語とか色々怪しいんですが、その点はご容赦を。

その前にまず結論から言ってしまうとですが、件の天皇陛下のお言葉である

「仕事を楽にして細く長く生きても仕方がない。辛いことをみたりきいたりすることが多くなるばかり。兄弟など近親者の不幸にあい、戦争責任のことをいわれる」

を当時実際に向けられた小林侍従長は

「戦争責任はごく一部の者がいうだけで国民の大多数はそうではない。戦後の復興から今日の発展をみれば、もう過去の歴史の一こまにすぎない。お気になさることはない」

というように励ましたという記述が存在する為、この情報を踏まえた上で共同通信
昭和天皇、戦争責任「つらい」
という見出しを見た場合、詐欺という評価は適切ではないという事は誰の目から見ても明らかである、という事はすでに証明済みです。もちろん、戦争責任だけが辛いと言っていないのにそこだけを取り出すのは恣意的であるというような批判はありえますが、少なくとも詐欺という評価が適切ではない事は明らかであると言えますね。詐欺というのは、他人を欺こうとする行為ですから、少なくとも戦争責任を辛いと考えておられた事が間違いとは言えない以上、この見出しが詐欺であると評価するのは適切ではないという事になります。もちろん、偏見と色眼鏡でもって「戦争責任だけがつらかったかのように書いているのだから詐欺だ!」と主張されるかもしれませんが、件の見出し詐欺だ!と見出しにある記事内では、そのような事は書かれておりませんので……というか、まあ、うん……そこら辺言い出すと、色々と、ね。
なのでそこはとりあえず置いておきましょう。

そこら辺を主張したところ、
「俺は共同通信の記事を見た上での主観を書き連ねているだけで、そこに読売新聞の記事をソースにした反論をしても無意味だ」(意訳)というような主張をいただきましたので……はぁああああああああ……(くそでかため息)、実際に共同通信の記事だけを見た場合そうなりえるのかどうかを考えてみたいと思います。

改めて天皇陛下のお言葉を引用しますが
「仕事を楽にして細く長く生きても仕方がない。辛いことをみたりきいたりすることが多くなるばかり。兄弟など近親者の不幸にあい、戦争責任のことをいわれる」

辛いことを見たり聞いたりする事が多くなるばかり、で句点が入って文章が途切れます。
その後に、近親者の不幸に遭う事、戦争責任のことをいわれる事が続きます。
詐欺見出しだ記事内では、辛いことを見たり聞いたりする事が多くなるというのは、近親者の不幸にだけかかっていて、戦争責任の事を言われるというのはその身内の不幸の場において言われたというだけの事で、辛いことを見たり聞いたりするのとは関係ないのではないか、と考えた上で、共同通信の先の見出しを詐欺見出しではないか?と問うています。

まず、もう一度よく文章を見てみましょう。
「仕事を楽にして細く長く生きても仕方がない。辛いことをみたりきいたりすることが多くなるばかり。兄弟など近親者の不幸にあい、戦争責任のことをいわれる」
○○したり、××したりする。という言葉の後に、2つの事例を出しているという構図があるのはおわかりいただけますね。この点を素直に日本語として読めば、みたりきいたりする、その事例として近親者の不幸(に遭う)、戦争責任(を言われる)の2つが挙げられていると考えられます。前者は遭う、つまりは面と向かって介するわけですから、見るに対応していると言えるでしょう。後者は言われるという音の要素がありますから、聞くに対応していると言えますね。

また、文脈の面から見ても、件の詐欺見出しだ記事における解釈は間違っていると言えます。なにせ、その解釈の通りだと、天皇陛下は「長生きしてもしかたねえんだよなぁ……いろいろみたりきいたりしてつれえぇじゃん? ほら身内死んだりするしさぁー。あ、そういえば葬式で戦争責任の事言われたわ」とかいう意味不明のお言葉を告げられたという事になります。これには小林侍従長も困惑。普通に日本語を考える限り、詐欺見出し記事内にて言われているような戦争責任は単にそこで言われたって事を言っただけ、なんて解釈は不可能なはずなんですよね。文脈って物があるわけですから。天皇という言葉が何よりも大事な立場にあって、そんな文脈も踏まえない意味不明な物言いをされると考えるとか、天皇陛下を馬鹿にしてるんじゃないかとすら言えますね。

……とまあ、共同通信の記事だけ見たにしても「そもそも連中はマスゴミだから恣意的に物を言ってるに決まってる!こういうふうに解釈できるのに一方的に決めつけて世論誘導してる!いわば詐欺みたいなもんだ!」という結論ありきでなければ「見出し詐欺?」なんて言葉は出てこないはずである、というのは言えるだろう事は以上の点から証明……しきれてないんだよなぁ。これだと「でもそれってあなたの主観ですよね?」で逃げられちゃう可能性が残ってんだよなぁ……。

正直、不幸(訃報)は聞く物じゃないって辺りで行けるだろうと色々調べてみるも、そこら編がいまいちはっきりしなかったので、詰めきれてないというのが正直な所です。訃報は接する物であって……と論理展開しようとしたのですが、訃報を聞くは間違いであるというソースが見つからない。読者様! 読者様の中に国語の専門家はおられませんか!?
いや、まあ見つかっても普通に「訃報は聞きますよ?」とか言われそうな気もしますが。

ま、とりあえず歪曲報道だ!と事実を捻じ曲げて批判をし、それを指摘されても「これはただの主観だから、取り下げたり訂正したりする必要は無い」とか厚顔無恥にいい放つような方以外には伝わるんじゃないかと思うので、これで良しとしますかね。
よくなかったら遠慮なくコメントで色々書いていただければと思います。
無知、誤りは是正されて然るべきですからね。


コメント

(ヽ^ゝ^)
No.1 (2018/11/18 13:02)
「近親者の不幸に遭うのがつらいのであって
戦争責任の話なんてしてない」はどう考えても無理筋だが
じゃあ見出し詐欺ではないのかというと疑問

「戦争責任について言われるのがつらい」と
「戦争責任つらい」とでは受け取り方が変わってしまう
まるで自らに責任があると認めているような書き方だし
戦争責任について言ってきた主犯格であるマスコミの
責任をも無かった事にしてる
myomyo (著者)
No.2 (2018/11/19 09:12)
詐欺、という言葉の受け取り方にもよるでしょうね。
少なくとも自分はそういう要素がある中で、取り立ててそれを強調する事を「詐欺」だとは考えないです。「偏向」あるいは「誘導」であるというのなら大いに頷ける所なんですが。

「詐欺」と断定できる要素がどの程度あるか、という考察のようなものなので、それが断定できていない以上は仰られるように「詐欺とも言えるんじゃね?」と考えられる方が出るのは仕方がないと思います。主観的な物に拠らざるを得ない部分がどうしても消去できませんので。
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