いよいよ桜の開花も宣言され、息を呑むあの美しい光景が今年も観れるのだと思うと、今から待ち遠しく、心がときめきますね。
桜は古くから日本人とも関わりが古く、とても女性的であるとも例えられてきました。昨今では日本人だけにとどまらず、桜を観るために訪日する外国人観光客のこともよくニュースになっていますね。
今回は桜のように「あの人でなければ!」とまわりの人が心ひかれる魅力的な自分になる方法についてお伝えしていきます。
●「また会いたい」と思われるポイント
まず、「あの人でなければ」と思ってもらえる女性になるには、「人が人を求めるときの心理」を知る必要があります。
人が、特定の誰かに会いたいと願うとき、その気持ちや行動の動機となるのは、「相手が実際にどういう人物か」ではなく、「自分が相手に持った印象」に影響されているんですね。
つまり、「人と接したとき、どんな印象が残るのか」が、より「また会いたい」と思われるためのポイントとなります。
ここで気をつけておきたいのが、「人と接するときに、無意識に感じている自分自身の姿」です。
他人がまわりの誰かと接するときの心のクセを知ることはあまりないので、自分も人と接するときどんな心のクセを持っているかを気づくことが少ないのですが、じつは誰もが「自分が知っているダメな自分」や、「人に見せたくない自分」を無意識に持っているんですね。
それは例えば、「私はあの人よりも綺麗じゃない......」とか、「私はこんなにできないことばかり......」といった自分自身へのネガティブな評価です。
すると、「浮かない顔をしていることが多いけど、自分に自信がないんだろうな」、とか「たまに自己否定をはっきり口にしているけど、自分が嫌いなのかな?」といった印象が相手に残ってしまうのです。
これは、あくまで印象でしかないのですが、こうなると会いたいと思われる可能性はぐんと減ってしまいます。
●ベストな状態の自分を相手に印象づけるには
では、どうすればこうした印象を変えていくことができるのでしょうか? それは、「自分史上で最高の状態の自分を集めていくこと」、そして「その自分を普段から強くイメージすること」です。
例えば、あなたが過去、誰かに何かをしたことで、とても感謝された経験があったとします。その経験を思い出すことであなたが温かい気持ちになれるとしたら、その「優しい言葉をかけられ、感謝してもらった自分のイメージ」を大切にします。
また、子ども時代に好きな人がいて、その子のことを思うだけでドキドキしたし、嬉しくなってその子に優しくしてあげた......。その「過去の純粋な愛」を思い出すだけで、朗らかな気持ちになるとしたら、それをイメージします。
こうして「誰かに善意でしてあげたこと」や、「自分が感謝されたときのこと」や「無条件に嬉しくて喜びを感じられたこと」などを、普段から集めておきます。
そして、常々そこに意識を向けることで、自然に穏やかな気持ちや、ほほえみが生まれたり、明るさがあふれ出るようになります。
これを習慣にしていると、あなたの自己価値は確実にあがっていきます。
そんなさまざまな「自分史上最高の状態」を普段から感じていることで、あなたと接している人は、「自分史上最高の状態でいるあなた」を印象として持つようになるんですね。
●相手のいいところにフォーカスする
そして、この心理メカニズムは、相手にとっても同じで、コンプレックスや見せたくない自分、過去に失敗してしまった自分......など、たくさんの「ダメな自分」が相手にも存在しています。
あなたが、うれしい自分自身にフォーカスしたのと同じように、「相手のいいところ」にフォーカスし、褒めたり、感謝したり、喜びを感じながら、相手と接することで、相手も自分が持っている「ダメな自分」から解放されていくんですね。こうして自分を引き上げてくれる他人に対して、人は「あの人と接していると嬉しい気持ちになるから、もっと関わりたい」という欲求がわいてくるのです。
「今、あなたが自分をどう思うのか」。
「今、あなたが相手をどう思うのか」。
こうして今この瞬間の素晴らしさに目を向けられたとき、相手が「またあなたに会いたい!」と願うようになるだけでなく、あなたにとっても「もっと関わっていたい」と思えるような素敵な縁が始まることでしょう。