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家族で精進料理をいただく。「春分の日」の過ごし方

2016/03/19 23:30 投稿

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春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされています。

春分の日の前後3日間は春のお彼岸ですから、生きとし生けるものだけでなく、故人にも思いを馳せ、先祖供養もしたいところ。

季節柄、故人のためにひと足早く咲くといわれる彼岸桜をお供えしても喜んでくれそうですね。

都会で楽しむ精進料理

春分の日やお彼岸の日は、故人をしのびながら家族で精進料理をいただくのが習わしとされています。

精進料理は肉類魚介類を使用せずに穀物、豆類、野菜などの食材だけで料理したもので、東京では老舗精進料理店「醍醐」や「代官山 寺カフェ」でもいただけます。

代官山 寺カフェ 「やすらぎ御膳」1,200円(税込)※

醍醐 懐石 10,000円(税込)〜 ※

美食を戒めた粗食というイメージのつよい精進料理ですが、「醍醐」では美しくしつらえられた空間で優雅にいただけ、また「寺カフェ」では気軽に癒されながらいただけるとあって、いまや楽しみながらいただける料理となってきました。

お菓子に込められた自然を慈しむ想い

また春分の日にいただくお菓子として、春の花である牡丹から名づけられた「ぼた餅」があります。秋にいただくときは秋の花である萩の名から「おはぎ」と変わることは有名ですが、じつは夏と冬も呼び名が変わり、夏は「夜船」、冬は「北窓」となるのだとか。

日本のお菓子の名前ひとつとっても、自然をたたえてきた様子がうかがえます。

春分の日、またその前後にある春のお彼岸では、そうして生きとし生けるもの、故人、自然といった、日ごろ忘れてしまいがちな自分にまつわるさまざまなことに感謝し、いつくしむ日にしたいものです。

※時期によりメニュー内容が多少異なります。

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