春(3月18日)と秋(9月3日)の年2回ある「睡眠の日」は、日本睡眠学会と精神・神経科学振興財団が設立した睡眠健康推進機構が、睡眠健康への意識を高めることを目的に制定しました。
心地よい睡眠をつくる枕とは
多くの人々が関心を寄せる「質のよい睡眠」の獲得方法。なかでも大きな影響をあたえるのが枕です。
寝具メーカー「ディーブレス」の睡眠環境寝具指導士、枕コーディネーターによると、良質なレム睡眠を確保するためには「寝ている状態の頸椎が安定していることと、適度に寝返りをしていること」が大切なのだとか。
そこでよい枕選びのポイントとして挙げられるのが、「自分の体形に合った高さで、頭や首がフィットする枕を選ぶこと」です。
低反発枕などのやわらかい枕はフィット感が高いため、寝返りが打ちにくいと言われています。
私も整形外科でオーダーした枕をはじめて使ったとき、それまで使っていた低反発枕にくらべて硬く平たかったのでかなり驚きましたが、たしかに寝返りがしやすいのです。
美容にいい枕とは
また女性として気になるのが、美容にいい枕選びのコツです。そのポイントは「枕の高さ」でした。
枕が高すぎると呼吸がしづらいだけでなく、首にシワが入ったり、ほうれい線や頬のたるみにもつながったりするのだとか。
逆に低すぎると頭が心臓より低い姿勢となり、血流が心臓へ戻りづらくなるので顔のむくみにつながるのだそう。
そこで理想なのが「寝たときに約10度前後の角度」となる枕のようです。
睡眠不足は美容だけでなく、心身の健康にも大きな影響を与えるといわれています。この日を機会に、また自分の睡眠の質に目をむけてみたいと思います。
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