この作品は、孤高のクライマー・羽生(阿部寛)と、彼をエヴェレストまで追いかけた山岳カメラマンの深町(岡田准一)を中心に描いた人間ドラマです。
危険と隣り合わせで生きる男性との恋
危険と隣り合わせのルートで、命を削りながら山を登る羽生と、彼を撮り続ける深町。そんなふたりを見守っていたのが、羽生の恋人・涼子(尾野真千子)です。
涼子は羽生を愛する一方、彼と山で行動を共にしていた兄を亡くす悲しい経験もしていました。
失意のなかにいた涼子を支えてくれた羽生でしたが、ある日突然、彼は涼子の前から姿を消します。そんななか涼子は、ネパールのカトマンドゥで偶然羽生と出会い、彼のことを調べていた深町と出会うのです。
そして、涼子は深町と共にカトマンドゥへ行き、数年ぶりに羽生に再会。ところが、羽生にはある大きな目標があったのでした......。
愛する人を支えるという生き方は、強さが必要
山を愛する男たちに人生を翻弄され続ける涼子。とくに恋人の羽生に対しては、愛情だけでなく、ときには不安や怒りのような思いを抱いていたかもしれません。
それでも羽生を愛し続けたのは、目標に向かって一心不乱に取り組む彼を支えようという気持ちがあったからではないでしょうか。
漫然と夢を追いかけるのではなく、自分の命を削るようにして山への挑戦を続ける羽生。それをサポートしていく涼子は、羽生と同じぐらい強い心を持っていたに違いありません。
多くの女性が「自分らしさ」を追い求め、性別に縛られずに自由なライフスタイルの選択を望む今。でも、「パートナーを支える」という生き方も、自分で選べばその人らしい人生と言えます。
あなたが考える「自分らしい生き方」とは、どんな人生ですか? 「エヴェレスト 神々の山嶺」の涼子の生き方をきっかけに、考えてみてはいかがでしょうか。
3月12日(土) 全国ロードショー
©2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会
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