MYLOHASちゃんねる

服がキャンパス。スペインの小さな漁師町から届くハンドメイド

2016/03/09 23:00 投稿

  • タグ:
  • 登録タグはありません
  • タグ:
  • 登録タグはありません
あたらしい季節の到来。ワードローブもアップデートして、わくわくな春をむかえたいですよね。そんなときおすすめのお店がオープンしました。

小さな港町から世界へ

先日、青山通りと表参道をつなぐ路地、青参道に誕生したのが、スペインのガリシア地方を拠点とするファッションブランド「D-due(デ・ドゥエ)」の日本初となる旗艦店です。

スペイン北西にあるガリシアは、リアス式海岸の地形をいかした小さな漁師町として知られ、海や山からの恩恵を授かったゆたかな食文化が魅力的な土地。この地に住む人々は独自の伝統を重んじ、自然と共に、うつくしく生きることを理解し、気高い美意識をもっています

そんな豊かな地から生みだされるお洋服の数々も自由な発想でつくられた、あたたかみを感じるものばかり。ほかのどの場所でもつくることのできないマジカルな洋服がラインナップされています。

まるでアート作品のよう

「D-due」の洋服はファッションというよりもまるでアート作品のよう。制作工程もペイントブラシ、スプレーペイント、原寸大のドローイング、シルクスクリーンペイントなど生地をキャンバスに見立てて制作をしています。コレクションテーマの根本となっているのはデザイナーのロサリオ・フロハンとアルフレド・オルメドが関心のある文学、アート、グラフィックデザイン、建築、映画などです。

そんな彼らの知識や経験から生みだされるのが、コンセプトに特化したクチュール感のある服を中心としたcollection(コレクション)と、デザイナーが作成した「絵本」の物語を服で表現するLAB(ラブ)の2つのライン。大自然に囲まれた自社工場兼アトリエで、若手デザイナーからベテランの縫製職人が、おなじ敷地内で制作されていて、顔の見える距離感が細部にまでとことんこだわることを可能にしています。

実際にどんなコーディネートがこの春らしいのかを、誕生したばかりの「D-due」のショップで教えていただきました。

D-dueらしい長めの丈同士やオーバーサイズのアイテムをの組みあわせ

リラックスしたシルエットの中に、光沢のある素材で都会的な雰囲気を。差し色になるストールのビーズ刺繍は、色の鮮やかさとハンドクラフトのあたたかみが伝わる1点

ブルーグレーでまとめた春らしいコーディネート

ワンピースの方眼模様はD-due LABのコンセプトになっている絵本の中の少女が描くダイアリーのページをイメージした生地を使用。リバーシブルになるスプリングコートも2枚仕立てのつくりでふんわりと空気が入ったような立体感がポイント

スカート部分の着色はシルクスクリーンだけでなくデザイナー、アルフレッド・オルメドによる手書きのラインがほどこされたとくべつなリネンを使用。日本の梅雨をイメージしたハリのある素材のジャケットは下に着るアイテムの柄や模様が透けるような薄手素材を選んで遊びごころを。

世界に誇れる技術力

いままで、繊細な刺繍やディテールづくりにおいては、日本が世界一だと思っていましたが日本から遠く離れたスペインのちいさな漁師町でもていねいにハンドメイドでこだわりを大切にしていることを知って、正直、おどろきました。それにヨーロッパ各地から上質な素材が集められ、熟練した職人によるパターンメイキングなので、着心地の良さも抜群! 日本人が好きそうなデザインとくれば、これはありそうでなかった海外ブランドです。

また、旗艦店ではアパレルラインの展開に加え、アルフレド・オルメドによるアート作品や、デザイナーの審美眼で選んだガリシア地方の工芸品や生活雑貨なども販売されています。

ショッピングだけでなく、アートスペースやコミュニケーションスペースとしても楽しめるD-due。「このお洋服、直接、絵が描かれているんだよ! 」と自慢したくなりそうです。表参道散策で立ちよりたいお店がまたひとつ増えました。

D-due H.P.FRANCE(デ・ドゥエ アッシュ・ペー・フランス)

住所:〒107-0061 東京都港区北青山3丁目7-10

電話番号:03-3409-0627

営業時間:11:00〜19:30

定休日:不定休、年末年始を除く

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

MYLOHASチャンネル

MYLOHASチャンネル

このチャンネルの詳細