SNSに写真をアップすることがルーティンになっているこの頃。お料理の写真は、その最たる被写体です。

ついつい、どんな料理かが分かるように、お皿全体を俯瞰で撮ってしまいがちですが、お料理ギリギリまでレンズを近づけてみると、遠くからでは気づかない、料理の新たなおいしさが見えることを知りました。

人が見る世界とカメラが映し出す世界の違い

料理の新たなおいしさ。それは、カメラのレンズを通した視界ならではの、料理の向こう側に見えるストーリーです。

人間が両目で見る視界と、カメラが一眼で見る視界はまったく違います

Nikonのレンズ「NIKKOR」の魅力を紹介した動画に登場する、フォトグラファー石田美菜子さんも

「被写体そのものに極限まで近づくと、本当に内面が見えてくるような気がしています」と語っています。

見えてきたのは、食材の持つアイデンティティ

動画のなかで、石田さんは料理に飾られた金箔を接写しています。

接写レンズを使い、開放に近い絞り値で撮影。すると、ピッタリとピントを合わせた金箔のうしろの料理が美しくボケて、金箔の小さな揺らめきや輝きの細部といった、金箔を人々が愛でるゆえんまでもがハッキリと映し出されます。

これは、人の目では演出できない、カメラアイならではの芸術。

ただ写して食事の記録にとどめるだけの写真はもう卒業。

その飾りつけがなぜなされたのか、食材の持つ本当の美しさはどこかなどが見えてくる写真を撮るようにすると、誰の目にも美しく、もっとおいしそうに映ります。

NikonImagingJapan

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