アメリカでは新しいことに挑戦することを、「コンフォートゾーンを出てみる」と表現することがあります。コンフォートゾーンとは、自分にとって快適で安全な場所のこと。
つまり、いつものパターンを抜け出して新しいことに挑戦してみる、という意味です。
新しい発見はコンフォートゾーンの外にある
コンフォートゾーンを出るのは勇気がいることです。そして、慣れ親しんだ場所の枠外へ出ることはストレスも伴います。胸のドキドキを感じたとき、「やっぱりやめよう......」そう思って、後悔したりするかもしれません。
でも、そのストレスを乗り越えて一歩外へ出てみることで、自分の世界を広げて自信をつけることにつながります。
アンチ・エイジングの効果も
たとえば、初めての場所へ出向くことや新しい体験をすることは、自分の脳をフル活用させてその場の空気を分析し、さまざまな側面から学習することです。
年を重ねるほど新しい挑戦に対して後ろ向きになってしまうわたしたちですが、適度にコンフォートゾーンを出る経験をすることは、脳や五感を刺激することで素敵に年を重ねることにもつながると言われています。
確かに適度な緊張感があると、背筋もシャキッと伸びて、心も体もイキイキしてくるような気がします。
コンフォートゾーンを出るための秘訣 ドキドキはワクワクだと言い聞かせる
新しいことに挑戦するときに胸のドキドキを感じたら、そのドキドキの要素が不安だけではなく、好奇心と新しい世界へのワクワクでもあることを自分に言い聞かせてみてください。
不安な気持ちにかられると、わたしたちは一気に自信を失い守りに入ってしまいます。そんなとき、「ドキドキはワクワクでもあるんだ!」と自分で認識することで、チャレンジを楽しむゆとりが生まれてきます。
チャレンジの後、その経験から得たことを振り返ってみる
コンフォートゾーンを出ることで得た経験は、たとえそれがどんなに些細なことであったとしても、自分の限界を超えることで得た豊かな経験です。
振り返ってその経験にポジティブな意味づけをすることは、自分の成長を確認する大切な作業。
この作業をきちんとしておくことで、次回コンフォートゾーンを出るときに不安な気持ちに襲われても、「大丈夫。この経験の先には成長があるから」と冷静に理解することができるようになります。
「いつもの自分と違うこと」にチャレンジすることは、自分の視野を広げて、人としての魅力を高めていくことにつながります。
未知の世界への不安というストレスを乗り越えたあとには、視野が広がる、自信がつく、経験豊かな人になる、などさまざまなプラスが待っています。
適度にコンフォートゾーンを出る経験を日常に取り入れて、魅力に磨きをかけていきたいと思います。
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