家に帰ったらうがい、手洗いをする、機能性ヨーグルトを食べるなど、予防を心がけている人は多いでしょう。じつはほかにも、簡単にできるインフルエンザの予防法があります。それは日光を浴びること。
免疫力を上げる注目の栄養素「ビタミンD」
しいたけやシャケなどに含まれている栄養素「ビタミンD」が、免疫力を上げると注目が高まっています。インフルエンザを予防するという話もあるから気になります。
季節性インフルエンザの予防にビタミンDが有効であることを、東京慈恵会医科大のチームが2010年3月に報告しています。それによると、ビタミンDサプリメント服用によって、発症率が半分近くに下がったということです。 実験は、平成200年12月~21年3月の流行期に、12の病院の協力で6~15歳の子供334人を対象に行われ、半数にビタミンD(30μg=1200IU)入りカプセルを、残り半数にビタミンDが入っていないカプセルを毎日与えました。 ビタミンD入りグループの発症率は10.8%で、ビタミンDなしの18.6%の約半分に収まったということです。
(田中消化器科クリニックHPより引用)
体内で作り出すことができる栄養素
じつはビタミンDは体内で作ることもできます。その方法は紫外線を浴びること。
免疫力を高めるために、意識的に屋外に出るようにすることが、体内のビタミンD量を増やすことにつながります。時間の目安は約40分ほど。シミやシワが気になる人は、手のひらを太陽に向けるのもよいそう。
この冬は太陽の力を借りて、病気を寄せつけない身体をつくりたいと思います。
image 、shiitakevia Shutterstock、photo by Thinkstock/Getty Images