夜遅い食事を続けると、記憶力が悪くなる
ところが、ダイエットの敵どころか、近頃カリフォルニア大学が発表した研究によれば、夜遅い食事は脳のキャパシティにまで悪影響をおよぼすことが判明しました。同じ睡眠時間のネズミを、食事の時間帯が昼のものと夜のものの2グループに分けて観察した結果、夜グループのネズミの脳生理に変化が認められたのです。
この概日リズムの慢性的なズレにより、海馬体が、減少します。我々の研究結果は、食事の時間帯が、海馬の生理に深い影響を及ぼすことを示唆しています。
(20 minutesより翻訳引用)
海馬は、学習や記憶を司る脳の部位です。つまり、夜遅く食事をとる生活を続けると、学習能力と記憶力が衰えやすくなるのです。
気をつけたいテレビの長時間視聴
また昨年12月に発表された別な研究は、認知能力に悪影響を与える可能性のある別な生活習慣をあげています。
これは、Northern California Institute for Research and Educationが、18歳から30歳の被験者3,247人を25年かけて観察した研究です。それによれば、
若いころ1日3時間以上テレビを見る習慣があった人は、そうでない人と比べて、年を取ってから認知能力の問題を抱える確率が2倍ある
(TOP Sante.comより翻訳引用)
とのこと。
夜遅い食事と、長時間のテレビ。誰でも一度くらいは経験があるのではないでしょうか。私もちょっとドキッとしました。ただ、逆に言えば、この2つに気をつければ、ある程度、脳の老化は防げるとも考えられるわけです。
おりしも年の初め。この2点に気をつけて、脳のしなやかさを失わないようにしたいものだと思いました。
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