2003年にブランドとしてスタートしたEKOBOには、バンブーの清涼な木目となめらかな触り心地に加え、料理や食事も楽しくなるラインナップが充実しています。
バンブー素材のマテリアルはおしゃれなだけではなく、エコ素材として服にまで使われており近年注目の的に。なぜなら、竹は3年という短期間で成長し、すぐに収穫ができる最も再生可能な資源。しかも、殺虫剤や除草剤、肥料などが不要で自然に再生する力を持っており、生態系を失わず持続可能な開発に完全にフィットしているのです。
このEKOBOのプロダクトは、地域の労働力を最大限に活かす配慮から、竹の伐採、運送、乾燥、手作業によるフォーミングにいたるまで、その98%をヴェトナムで製作。もちろん運送は飛行機ではなく川を使っています。
さらに注目したいのは、EKOBOの生産スタイル。仲介者の数をなるべく減らし、竹の茂る村に家族でできる工房を構えてコストをカット。その代わり、職人はより多く支払われるという仕組みにこだわりを持っています。
また、こういったモダンデザインのプロダクトを開発している一方で、ヴェトナムの竹職人の技術を尊重し、時には竹に関する専門知識を彼らとシェアしながら、美しい商品を生み出しています。
興味のある方は、プロダクトの製造過程をこちらから画像で見られます。一点一点丁寧な手仕事に関心してしまうはず!
[EKOBO HOME ]
ショールーム:4 rue H;rold,75001 Paris FRANCE
TEL:+33 1 45 08 47 43
text by下野真緒(Mao FRANKIEWICZ SHIMONO)
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南仏在住ジャーナリスト/エディター。東京都出身。慶応義塾大学法学部政治学科卒。女性ファッション誌編集部を経てフリーランスエディターに。パリ・南仏へ留学後、フランス南西部に移住。パリ発webmagazine・chocolatmagにて連載コラム「南仏新婚journal」、ELLE maman blog「南仏ママンのpetit palette」、GLAMサイトで「南フランスのいい予感。」ほか執筆中。フランス人のライフスタイルほか、社会問題、時事ネタにも関心深い。
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