そんななか、収納スタイリストとして活躍する黒田みかさんにお話を伺ったことで、部屋の整理整頓が驚くほどはかどるようになったんです。
理想の暮らし方を考える
黒田さんは「掃除や片づけは、どんなライフスタイルを送りたいか、どんな自分になりたいかを決めてから行うことが大切です」と語ります。
理想の暮らしや憧れの女性像を思い描いて、それに合った部屋にするためにどうしたらいいかを考えながら整理整頓を行うことで、やる気も出るし効率も上がるのだそう。
それでは具体的な片づけ方法を見ていきましょう。
なりたい女性像に近づくクローゼット作り
たくさんの服や小物でパンパンのクローゼットを整理するには、まず、理想の女性像を決め、その女性像に合う服だけをクローゼットの真ん中に集めます。それ以外の服は手の届きにくい端の方へしまうか、思い切って処分を。
「こうすればクローゼットのなかも整理できますし、取り出しやすい位置に『理想の自分になれる服』があると、それを着る機会が俄然増え、おのずと理想の自分に近づけますよ」と黒田さん。
服の整理は、「今の自分が着るか・着ないか」で考えがちですが、「今後なりたい自分」を軸に考えることが大切なんですね。
確かにこの方法なら、整理をしている最中からワクワクできそうです。
インテリアに合わせたカゴを用意
文具や書類、ちょっとした雑貨など、リビングにないと不便な生活用品は、カゴにまとめてしまうのが理想的なのだとか。
カゴを選ぶときは、部屋の壁や床の色に合わせたり、家具のテイストと合わせたりすることが大切。片づけたいときにすぐに使えるように、同じ大きさのカゴを3~4つほど用意しておくのがおすすめだそう。
「片づけるというイメージではなく、インテリアを作り上げるというイメージで整理整頓していくと、楽しんで片づけができるようになると思います」と黒田さん。
部屋の片づけや整理整頓は、理想の私や理想の生活に近づくための準備。そう考えることで、気が進まなかった大掃除にやる気がわいてきました。
黒田みか
クローゼット整理収納スタイリスト/パーソナルコーディネーター
ファッションコーディネートとメイクアドバイスもできる、整理収納サービス「美人整理術」を提案。
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