ママと赤ちゃんを訪問助産師が徹底サポート
ドイツには出産後、助産師が自宅まで足を運び、ママと赤ちゃんの手助けをしてくれる「産後ケア」のシステムがあります。訪問頻度は、退院後はじめの一週間ほどは、毎日~2日おきぐらい、その後少しずつ間隔が空いていき、週1回、2週に1回となり終了、期間は出産から約2か月間にわたります。
産後ケアの内容は、
・ママの体の回復サポート
・赤ちゃんの発育チェック
・母乳指導
・沐浴指導
・産褥体操コースや離乳食など、今後のための情報提供 など。
とにかくわからないこと、気になること、心配ごとはなんでもその場で直接聞けるのが、本当に心強い! 出産を経験するまではこんなシステム必要なのかな? と思っていましたが、とんでもない誤算。退院したばかりの満身創痍(?)のからだと、慣れない赤ちゃんのお世話、睡眠不足......。疲れと痛みとストレスまみれの状態で病院へ出向く必要もなく(そんな元気もないけど)、赤ちゃんにまつわる不安も解消される、とにかくありがたいシステムだなあとつくづく感じました。ちなみに、おこなわれるケアはハーブやアロマを利用した、ママにも赤ちゃんにもやさしいものが中心です。(いかにもドイツっぽい!)
生まれてすぐの長女が助産師さんに計量されている様子
しつこいようですが、健康保険に加入していればこれらの料金はすべてカバーされるしくみ。長女のとき母乳がなかなかうまくいかず、助産師さんが「これを試してみましょう!」と新品の搾乳機をたずさえてやってきてくれたことがありました。それも保険適用とのことで支払い不要。なんだか出産祝いのプレゼントをもらったようで、うれしかったのを覚えています。
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