なかでも、メンズ同様、グッドイヤーウェルト製法で作られる「ジョセフ チーニー」は、本格派に最適です。
何度も修理して履く一生ものの靴
レディースシューズは流行の移り変わりも早く、何年も修理しながら履くということは少ないですが、メンズシューズの場合は、靴底やかかとを修理しながら、大切に一生ものとして履く方も多くいらっしゃいます。
そんな本格派シューズをレディースで展開しているのが、老舗のシューズブランド「チーニー」です。1886年にグッドイヤーウェルトシューズの生産地として名高い英国のノーザンプトンで設立され、現在まで変わらぬ製法を続けています。
一般的なレディースシューズは靴底を圧着しますが、グッドイヤー製法では、中底とアッパー、コバを特有の縫い方で縫い付けます。中底にコルクを入れることで、衝撃が吸収され、快適な歩き心地で丈夫。さらに、ソール交換などの修理がしやすく一生ものとして履くことができます。
ただ、これだけの作りのソールなので、レディースでは、デザインはオックスフォードでも、ソールはグッドイヤー製法ではないものがほとんどです。ソールにもこだわるなら、今年から日本で展開がスタートしている「ジョセフ チーニー」がおすすめです。
サイズ感を大切に オックスフォード ウイングチップ/59,400円(税込)
オックスフォードタイプは甲もしっかり覆うので、きちんとサイズ合わせをすることが大切です。足のサイズは測っても、甲まわりまでは測っていない女性がほとんどなので、ぜひ試し履きをしっかりしてください。
履き始めは、少し重いと感じるかもしれませんが、程よいクッション性のソールとしっかり感が、メンズライクな気分。
もちろん、今後は修理して、何年も履き続けることができる、新たなパートナーになってくれます。
「靴磨き女子」など、シューズのお手入れをする女性も増えてきたそうなので、本格派のグッドイヤーのシューズを、エイジングさせながら楽しむのもいいかもしれません。
ローファー/52,920円(税込)
ただ、どうしてもオックスフォードタイプは締め付けられる感じがすると苦手な人には、ローファーもおすすめです。甲の圧迫感なく、グッドイヤーの履き心地を満喫できます。
デザインだけでなく、見えないところにもこだわった職人技の光る靴だからこそ、ずっとつき合っていけそうですね。