一粒ひとつぶをつなげてできたネックレス
「VEGANIE(ヴィーガニー)」秋の新作は、いずれも小さな点をつなげてできたアイテム。
留め刺繍のネックレス(左)スクエア オレンジブラウン ※ブラックもあり(右)フラワー ホワイトベージュ※ブルーもあり 各12,000円(税抜)
こちらは、留め刺繍のネックレス。コットンの糸を「玉留めして、刺して、切る」をくり返し、一粒ひとつぶつなげていきます。
留め刺繍は、ヴィーガニー代表・竹迫千晶さんが、インスピレーションを刺激されるものを求め、インドをさまようなか出会った技術。こちらのネックレスは、デリーを中心に活動する女性支援団体とともに作られています。
小さなつぶつぶが並ぶ様は愛らしく、ブラックやブルーといった寒色を使用したタイプからも、ほわっとしたやわらかさが感じられます。
草木染めで表現した秋色
草木染めのシルクネックレスは、ブルー系とブラウン系の2種類。
草木染めのシルクネックレス S (左)インディゴ(右)カテチュウ 各7,000円 (税抜)
ブルーはインディゴ、ブラウンはカテチュウと呼ばれるヤシ系の植物で染色されています。インドのとある地方で、化学染めの工房から排出される泥水のような汚染水を目にして以来、環境に負荷の少ない染め方を求めていた竹迫さん。
時を同じくして、草木染めに集中して取り組みはじめたインド・カルカッタのサシャハンディクラフトとともに、試行錯誤を重ね、この美しい色が生まれました。
彩度を抑えたシックな色みは、秋にぴったり。肌色のタイプが、ブルー系の方はインディゴ、イエロー系の方はカテチュウを選んでもよいかもしれません。
いろんな感情をひっくるめて、しあわせができあがる
今回のビジュアルテーマは、「ちいさなしあわせの集合体」。ひとつぶだけだとちょっと寂しく感じるドットも、たくさん集まるとあたたかさや楽しさを感じます。
「しあわせ」というのは「ちいさな幸せの積み重ね」でできてるんでもなくて「かなしい」とか「苦しい」とかも全部のみこんででっかい『しあわせのかたまり』ができるのかもしれないですね。
竹迫さんのブログの一文を見つけて、アイテムを形づくる一粒ひとつぶがよりいとおしくなりました。
さまざまな心情に寄り添ったアクセサリーが、やがて、ここぞというときにしあわせの後押しをしてくれる......そんなアクセサリーとの関係性が育つ過程を楽しみたいと思います。
[VEGANIE]