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センスに自信がなくてもオシャレになれる「キュレイト・ショッピング」

2015/11/17 08:00 投稿

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現在ドイツでは「キュレイト・ショッピング」の流れが顕著に見られます。手軽にセンスのよい服を手に入れられるこのショッピング方法、一体どういうものなのでしょうか。

「キュレイト・ショッピング」とは

キュレイト(curate)という言葉は「代理する」とでも訳せるでしょうか。あらかじめ頭から足先まで、すべて完璧にコーディネートされたものをそのまま買うというスタイルのことを意味します。

コーディネートしているのはプロのスタイリスト。アメリカからやってきたこのサービスはヨーロッパでも人気で、数々のサイトが存在します。とくに近年人気なのは20万人の顧客を持つ男性向けサイト「Modomoto」 や、ヨーロッパ全体で大人気の「Outfittery 」。

サイトでは、好きなファッションスタイル(カジュアル、スポーティー、クラシックなど)、好きな色、柄や予算、そのほかライフスタイルを知るための様々なアンケートに答えるだけで、コンピューターがおおまかな個人像を判断し、一番似合うと思われるアイテムと、それを着こなすためのコーディネート例を提示してくれます。

つまりPC前に座っていながら、プロのスタイリストに洋服を選んでもらえるかのようなサービスを受けられるのが特徴です。

「間違い」を楽しめないのは邪道?

「キュレイト・ショッピング」は、たとえば急なイベント(友人の結婚式やデート)に、できるだけ好印象を持ってもらえるように「無難な」買い物をしたい人に人気です。普段着るものに執着がなく、また買ったとしても、ほかの服との着こなし方法に困る人にはとても便利なサービスだと言えるでしょう。

あるいは店員の接客方法や態度に疑問を持つ人、手っ取り早く必要なものだけちゃちゃっと揃えたい人にも、非常に割りのいいものです。男性からの人気が高いのも、それが理由なのかもしれません。

まるで芸能人のような服のコーディネートを無料でしてもらえるだけでなく、さらに購入したアイテムの着回し方法まで伝授。これを機会にファッションが好きになることだってあるかもしれません。

その一方で、こんな「まる買い」は邪道だという声もあります。

洋服好きの人にとってみれば、ファッションの醍醐味はあえてマニュアル通りにいかないところ。間違いだって自分の個性を確立するためのプロセスなのに、と言われてしまいそうです。

しかしながら大手デパートもこの「キュレイト・ショッピング」に近年参戦し、アクセサリーや家具業界にもこの動きは見られます。

私たちのショッピングの形態が、少しずつ変わってきたと言えるのかもしれません。

Frankfurter Allgemeine

image via Shutterstock

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